• "介護度別"(/)
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  1. 越前市議会 2004-06-07
    06月09日-02号


    取得元: 越前市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-20
    旧武生市議会 平成16年 6月第 3回定例会          平成16年第3回武生市議会定例会(第2号) 平成16年6月7日の会議に引き続き、平成16年6月9日午前10時から会議を再開した。  =======================================1 議事日程┌─────────────────────────────────────────┐│           平成16年第3回武生市議会定例会議事日程           ││                        平成16年6月9日午前10時開議 ││ 第 1  議案第61号 専決処分の承認を求めることについて            ││ 第 2  議案第62号 専決処分の承認を求めることについて            ││ 第 3  議案第63号 専決処分の承認を求めることについて            ││ 第 4  議案第64号 専決処分の承認を求めることについて            ││ 第 5  議案第65号 専決処分の承認を求めることについて            ││ 第 6  議案第46号 武生市霊園設置及び管理条例の一部改正について       ││ 第 7  議案第47号 武生市ひまわり作業所設置及び管理条例の一部改正について  ││ 第 8  議案第48号 武生市コミュニティーセンター設置及び管理条例の一部改正に ││           ついて                           ││ 第 9  議案第49号 武生市身体障害者福祉工場設置及び管理条例の一部改正につい ││           て                             ││ 第10 議案第50号 武生市身体障害者福祉ホーム設置及び管理条例の一部改正につ ││           いて                            ││ 第11 議案第51号 武生市老人福祉施設設置及び管理条例の一部改正について   ││ 第12 議案第52号 しきぶ温泉湯楽里設置及び管理条例の一部改正について    ││ 第13 議案第53号 武生市児童館設置及び管理条例の一部改正について      ││ 第14 議案第54号 武生市都市公園条例の一部改正について           ││ 第15 議案第55号 武生市文化センター設置及び管理条例の一部改正について   ││ 第16 議案第56号 武生市みどりと自然の村設置及び管理条例の一部改正について ││ 第17 議案第57号 武生市自転車置場の指定管理者の指定について        ││ 第18 議案第58号 武生市自転車置場の指定管理者の指定について        ││ 第19 議案第59号 武生市茶臼山ふるさと小公園施設指定管理者の指定について ││ 第20 議案第60号 武生市駐車場の指定管理者の指定について          ││ 第21 議案第45号 平成16年度武生市一般会計補正予算(第1号)       ││ 第22 議案第66号 武生市簡易水道事業施設設置及び管理条例等の一部改正につい ││           て                             ││ 第23 一般質問                                │└─────────────────────────────────────────┘  =======================================2 本日の会議に付議した事件 日程第 1  議案第61号 専決処分の承認を求めることについて 日程第 2  議案第62号 専決処分の承認を求めることについて 日程第 3  議案第63号 専決処分の承認を求めることについて 日程第 4  議案第64号 専決処分の承認を求めることについて 日程第 5  議案第65号 専決処分の承認を求めることについて 日程第 6  議案第46号 武生市霊園設置及び管理条例の一部改正について 日程第 7  議案第47号 武生市ひまわり作業所設置及び管理条例の一部改正について 日程第 8  議案第48号 武生市コミュニティーセンター設置及び管理条例の一部改正について 日程第 9  議案第49号 武生市身体障害者福祉工場設置及び管理条例の一部改正について 日程第10 議案第50号 武生市身体障害者福祉ホーム設置及び管理条例の一部改正について 日程第11 議案第51号 武生市老人福祉施設設置及び管理条例の一部改正について 日程第12 議案第52号 しきぶ温泉湯楽里設置及び管理条例の一部改正について 日程第13 議案第53号 武生市児童館設置及び管理条例の一部改正について 日程第14 議案第54号 武生市都市公園条例の一部改正について 日程第15 議案第55号 武生市文化センター設置及び管理条例の一部改正について 日程第16 議案第56号 武生市みどりと自然の村設置及び管理条例の一部改正について 日程第17 議案第57号 武生市自転車置場の指定管理者の指定について 日程第18 議案第58号 武生市自転車置場の指定管理者の指定について 日程第19 議案第59号 武生市茶臼山ふるさと小公園施設指定管理者の指定について 日程第20 議案第60号 武生市駐車場の指定管理者の指定について 日程第21 議案第45号 平成16年度武生市一般会計補正予算(第1号) 日程第22 議案第66号 武生市簡易水道事業施設設置及び管理条例等の一部改正について 日程第23 一般質問  =======================================3 出席議員(27人)     1 番 関   利英子 君         2 番 小 形 善 信 君     3 番 安 立 里 美 君         4 番 川 崎 悟 司 君     5 番 城 戸 茂 夫 君         6 番 宮 川   隆 君     7 番 西 野 与五郎 君         8 番 佐々木 富 基 君     9 番 中 西 眞 三 君        10番  欠     番    11番 北 野 光 夫 君        12番 池 田 芳 男 君    13番 田 中 祐 治 君        14番 増田 太左衛門 君    15番 関   正 美 君        16番 前 田 修 治 君    17番 長谷川 仙一郎 君        18番 玉 川 喜一郎 君    19番 上 田 忠 男 君        20番 嵐     等 君    21番 蔭 山 千代治 君        22番 玉 村 正 夫 君    23番 福 田 修 治 君        24番 伊 藤 藤 夫 君    25番 金 子 芳 巧 君        26番 山 本 清 内 君    27番 片 粕 正二郎 君        28番 宮 本 義 利 君4 議  事       開議 午前10時00分 ○議長(玉川喜一郎君) これより本日の会議を開きます。 おはようございます。 本日、市長から条例案1件の追加送付がありましたが、お手元に配付いたしてありますので、御了承願います。  ================ △日程第1 議案第61号 ~日程第5 議案第65号 ○議長(玉川喜一郎君) 日程に入ります。 日程第1議案第61号専決処分の承認を求めることについてから、日程第5議案第65号専決処分の承認を求めることについてまでの5案を一括して議題といたします。 5案に対する質疑に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 前田修治君。 ◆(前田修治君) おはようございます。 私、ただいま議題となりましたうち、議案第62号についてお聞きをしたいと思います。 これは専決第4号として武生市市税賦課徴収条例の一部改正についてでありますけれども、今回の改正に伴いまして、特に個人市民税均等割等の増加ということがあると思うんですけれども、税負担がふえる市民の対象人数と、それから今年度、来年度ありますけれども、経過措置もありますが、市の増収額、いわゆるこれは市民の負担増となる分ですけれども、これらについてはどのぐらいな金額になるのかお示しいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 真木財政部長。 ◎財政部長(真木成元君) 賦課徴収条例の改正に伴います影響額でございますけれども、今均等割の引き上げというんですか、地方税法の改正で一律3,000円に統一されたことに伴います影響ですけれども、対象者につきましては約2万5,000人、16年度からの適用でございますので、1,250万円となります。 それから、妻に対する均等割非課税措置の廃止に伴いますものでございますけれども、これは17年度は経過措置で2分の1の軽減という形になりまして、対象者が7,500人、大体7,500人ちゅう形で1万1,250万円、これ17年度でございます。 それから、老年者の控除の廃止という形、これは世代間の税負担の公平を図るちゅう形で改正されまして、これは18年度から適用されるわけなんですけども、対象者が約2,100人という形で2,100万円ぐらいを計算しております。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 前田修治君。 ◆(前田修治君) これは国の制度改正に伴っての措置ですから、市長の専決ということで市としてはどうしょうもないということもあると思うんですが、長引く不況のもとで大変市民の暮らしが大変な状況にありますが、こうした税制改正によるさらなる武生市民が負担増を強いられることにつきまして、市長どういう御認識をお持ちなのか、ちょっと御意見をお聞かせいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) 市民の負担を増大すること、決して私たち望むものではありませんけども、市財政もまた大変逼迫しておりますので、このような措置も仕方ないと、そのように思っております。 ○議長(玉川喜一郎君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 本5案については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 異議なしと認めます。 よって、本5案については、委員会の付託を省略することに決しました。 討論に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 前田修治君。 ◆(前田修治君) 前田修治でございます。 私は、日本共産党議員団を代表いたしまして、ただいま議題となっておりますうち、議案第62号専決処分の承認を求めることについての反対の立場で討論を行います。 本議案は、国の地方税法改正に基づいて武生市市税賦課徴収条例の一部改正を行おうとするものでございます。 今回の地方税法改正は、自民党と公明党による税制改正大綱では「地方分権の推進を支える税制」として提起をされております。しかし、その実態は、「三位一体改革」の看板による国から地方への財政支出大幅削減のもとで、地方自治体と住民の負担によって、その穴埋めを行うための改正が中心となっております。 その内容は、老年者控除の廃止と個人住民税増税であり、また「課税自主権の拡大」のための制度整備は、新たな住民負担による自助努力を求めるという側面を持つものであります。一方では、大企業優遇のための制度は維持・整備されております。 今回の改正のうち税収への影響額の最大規模のものは老年者控除の廃止であり、控除額の分だけ所得が上積みされる形となって、新規に課税対象となる高齢者がふえますし、国保税や介護保険料の負担増にもつながってまいります。 また、個人住民税均等割は2,500円から3,000円にと引き上げられますが、均等割は個人住民税の基礎をなしており、低所得者への配慮がとりわけ重要なもので、多くの国民が不況に苦しむ今日、引き上げは適当ではありません。 また、生計同一の妻に対する非課税措置をどうするか、これは今後検討すべき課題ではありますけれども、女性の賃金が69%が240万円以下であり、家計所得も低迷を続けている今日、非課税措置の廃止は、これも住民負担の引き上げとなって適当ではありません。 以上、今回の改正につきまして主たる反対の理由を述べましたが、今回の改正はこうした個人住民税にねらいを定めた庶民増税であり、長い不況に苦しむ市民の暮らしをさらに追い詰めるものとなっていることから、本議案に対して反対をいたすものであります。 以上で反対討論を終わります。 ○議長(玉川喜一郎君) 討論を終結いたします。 ただいま議題となっております5案のうち、まず議案第62号について起立により採決します。 本案については、これを承認することに賛成の諸君の起立を求めます。〔賛成者起立〕 ○議長(玉川喜一郎君) 起立多数と認めます。 よって、議案第62号は承認することに決しました。 次に、議案第61号、議案第63号、議案第64号、議案第65号の4案について採決いたします。 本4案については、これを承認することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 異議なしと認めます。 よって、議案第61号、議案第63号、議案第64号、議案第65号の4案は、いずれも承認することに決しました。  ================ △日程第6 議案第46号 ~日程第16 議案第56号
    ○議長(玉川喜一郎君) 日程第6議案第46号武生市霊園設置及び管理条例の一部改正についてから、日程第16議案第56号武生市みどりと自然の村設置及び管理条例の一部改正についてまでの11案を一括して議題といたします。 11案に対する質疑に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 西野与五郎君。 ◆(西野与五郎君) 私は、議案第52号のしきぶ温泉湯楽里についてお尋ねをいたします。 しきぶ温泉湯楽里は、平成9年12月にオープンして以来、いろいろとお湯のよさと雰囲気のゴージャスさが売り物でたくさんの方が入場されておりました。今日までいろいろと近隣の市町村に類似施設ができてきまして、最近大変入場者数が落ち込んでいるのも原因でございます。 今回の指定管理者制度につきましては、財産の健全化の一環として、私大変これは重要なことで、ぜひひとつお取り組みをいただきたいなと思います。 このしきぶ温泉湯楽里は、ほかの霊園とか、そしてまた公園、児童館、駐車場とは大変性格も、また目的も、そしてまた直接現金、入場料ですね、これの取り扱いについては、このしきぶ温泉湯楽里がちょっと特殊な事業でございまして、この指定管理に当たりましては大変私慎重に、かつやはり十分選考に当たってはいろんな面で配慮が必要ではないかと思います。 例えばこういったしきぶ温泉湯楽里を1年間営業していきますと、当然損失と利益のどちらかが出てくるわけでございますが、仮に、今事業団が運営をされておりますが、事業団が利益を出た場合、特別会計でその利益は留保されるものと私は認識をしておりますが、もし1年間営業を続けて損失が出た場合、どのように考えておられるのか。当然、損失が出た場合には、回り回って武生市があと補てんをするようなことがあるのか、そういうことをちょっと1点お尋ねをしてみたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 加藤福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(加藤進君) まず、今回の条例改正案につきましては、基本的には地方自治法の改正に伴いまして、指定管理者制度導入に伴いまして必要な条例整備を行うものでございますが、今ほどの御質問は、今事業団が運営管理を行っておるわけですが、1年間を通して決算上、そういった赤的な処理が出た場合にどう処理するかということですが、現時点におきましては赤というような大きな数字でのとらえ方はしておりませんので、今一般会計から補てんするような考え方は持っておりません。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 西野与五郎君。 ◆(西野与五郎君) 当然やはりこういった事業にありましては、それを受けられた指定管理者は死に物狂いで民間の経営手腕をはっきりしながら、やはり当然こういった設備については、減価償却費等もやはり無知であっては私はならんと思うんですね。 今回こういった利益、そしてまた赤字等の対応もやはり十分慎重に対応しながら、ひとつお願いをしたいなと思います。 次に、やはりしきぶ温泉湯楽里がきょうまで福祉的な施設の位置づけとして大変私重要な役割を果たしてきたと、こう思うんですね。当然、高齢者の方、そしてまた障害者の方がこういった温泉を使って心身ともにリフレッシュな状態でいろいろ評判もよかったと。こういった中で、やはり私は武生市のこれからの高齢社会の中で、医療費の抑制について十分こういった温泉がこれから大きな私位置づけを示してくるんでないんかなと、こう思います。こういったこれからの医療費抑制についてのやっぱり位置づけですね、これらを十分考えるような、例えば指定管理者が出てきた場合、こういったことに私十分配慮する必要があると思うんですね。ここあたしどう考えておられるんか、お尋ねをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 加藤福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(加藤進君) 議員の御意見ごもっともだと思いますし、当然そういった形での利用を考えるべきだというふうに認識しております。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 西野与五郎君。 ◆(西野与五郎君) ぜひこれは、これからの医療費の抑制については、やっぱりこういう温泉療法が全国的に大変私注目を集めていますんで、地元の武生にあってもこういったことは積極的に配慮していただく、このことを強く要望しておきます。 あわせて、このしきぶ温泉湯楽里が約6年半、きょうまで経過してますね。そうすると、大変これからのこういった施設の経営にあっては、私機械、それからボイラー、こういった大きな資本的な支出を兼ねるような設備ですね、こういったことは大変私老朽化してきてるんで、これからの経営に大きな影響を与えてくるんでないんかなと、こう思いますが、こういったものについての条件整備もある程度しっかり考えてあげないと、やはりその受け皿となるような指定管理者がやはり1年とか2年で急に経営状態がおかしくなるような私状況に陥るんでないかなと、こう思いますが、このようなことも十分私は配慮するべきでないかなと、こう思うんですけど、ここでもし御意見があったらひとつお尋ねいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 加藤福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(加藤進君) 指定管理者制度の導入につきましては、あくまでこれから作業に入りまして細部の煮詰めを行っていくわけでございますが、そういった中でさまざまな御意見を十分参考にさせていただきたいというふうに思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 質疑を終結いたします。 本11案のうち、議案第46号、議案第55号、議案第56号の3案については総務文教委員会に、議案第47号、議案第48号、議案第49号、議案第50号、議案第51号、議案第52号、議案第53号の7案については福祉民生委員会に、議案第54号については建設委員会にそれぞれ付託いたします。  ================ △日程第17 議案第57号 ~日程第20 議案第60号 ○議長(玉川喜一郎君) 日程第17議案第57号武生市自転車置場の指定管理者の指定についてから、日程第20議案第60号武生市駐車場の指定管理者の指定についてまでの4案を一括して議題といたします。 4案に対する質疑に入ります。(「なし。」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 質疑を終結いたします。 本4案のうち、議案第57号、議案第58号の2案については総務文教委員会に、議案第59号については福祉民生委員会に、議案第60号については建設委員会にそれぞれ付託いたします。  ================ △日程第21 議案第45号 ○議長(玉川喜一郎君) 日程第21議案第45号平成16年度武生市一般会計補正予算第1号を議題といたします。 本案に対する質疑に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 関正美君。 ◆(関正美君) ただいま議題となっております一般会計補正予算から2点質問をさせていただきます。 1点目は、電算システム調査委託料577万5,000円についてであります。 これは今立町等の合併に伴う電算システムの設置のための調査委託料と伺っております。来年の3月の合併に合わせて準備に10カ月ぐらい要するという、こういうことから計上された予算だと伺っております。この事業の概要についてお尋ねをいたします。 次に、合併をにらんで電算システムの準備を進めている一方で、6月1日付の福井新聞のこの記事ですが、「今立に合併延期の声」と題した三木市長の発言に大きな波紋が広がっております。この報道で三木市長の真意はどこにあったのかをお尋ねいたします。 次に、新図書館実施設計費3,920万円であります。 新図書館の建設につきましては、多くの市民が待ち望んでいるところであると思います。しかしながら、一時凍結、凍結解除のプロセス、経過が理解されにくい面もあるかと思い質問をさせていただきます。 経過をちょっと簡単に御紹介しますと、2月20日に新聞で一時凍結が掲載されていました。3月議会で市長から所信表明があって説明がなされました。4月5日に第5回武生市市町村合併懇話会で、少しでも早く凍結を解除したいと、このような発言がなされていました。そして、4月7日の新聞で「凍結解除か」と、このような報道がなされ、同じく23日に総務文教委員会で説明がされたわけであります。そして、先般のこの6月議会で実施設計費の予算が計上されているわけですが、この一連の経過の中でいつ凍結解除がされたとお考えなのかお尋ねをいたします。 次に、順調に進んでいた計画を一時凍結し、わずか二、三カ月の間で凍結解除をするような、このような経過をなぜたどらなければいけなかったのか、この点についてお尋ねをいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 山岸総務部長。 ◎総務部長(山岸文男君) まず、電算システムの問題でありますが、これ今議員おっしゃったように、今立町との電算システム、今、丹南広域組合に委託しておりますので、そこのシステムを統合する、それにどういった内容、手法でやったらいいかという手順の今調査に入るという内容でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) お答えいたします。 まず、今立町との合併について、私の今立町側に合併の声があるというこの記事。 ○議長(玉川喜一郎君) 延期の声。 ◎市長(三木勅男君) 合併延期の声があるということで大変な波紋を呼んでいるということでありますけども、私そんな大きな波紋を聞いていないんです、寡聞ながら。 それと、波紋があるにしても、あれは私の正直な思いでありまして、合併は御推測いただけると思いますけども、相手があって大変気を使う、神経を使う作業であります。常に交渉、相手の気持ち、また立場をおもんばかって慎重な表現をしております。 その中で、我々は断固として合併するという気持ちは固まってると思います。しかし、協議会を傍聴などしていただくとわりますように、正直言いまして合併について今立町側の委員の方の発言に我々とやや違うところがあります。私は、最大限神経を使っておりますけども、やはりこういう交渉というものは、ただ神経を使ってへりくだっていればいいもんでなくて、こちらの思い、断固たる思いはやはり時に示した方がいいと思っております。 ですから、今立側に延期の声があるというのは、確かに私の実感でありますし、今立町側の委員のお声の中にも、例えば鯖江市さんが丹南に残るということが判明したために、今立町側の町民の一部にまた新たな揺れが生じているというようなことも表現されておりました。そういうことを含めて、私は表現いたしました。そして、その中で今立町の方々にも、それから武生市の市民にも、もちろん武生市としてはぜひとも進めるという強い意志を示したつもりであります。ですから、私の正直なところをそのまま申し述べて、これが決して合併を阻害するような表現になるとは思っていません。 それから、図書館の凍結及び解除についてでありますけども、図書館の凍結を正式に表明したのは3月議会で表明いたしました。それまでは凍結しなければならんのじゃないかという情勢を私がお話ししておりました。そして、その後4月に武生市民全部に、全部ちゅうか全地域で説明会を催して、この結果を見て判断するつもりでおりました。そして、凍結自体は今立町側に合併を進めるに際しての節度を示すためにしたものであって、決して今立町側にこれについて同意だとか了解を求めるためのものではありません。我々としての節度を示すためになしたものであります。 そして、今立町側の協議会の委員さん方も十分に知っておられました。しかし、それについて特別な発言は何もなかった。そして、武生市側の説明会が終了したときに、我々の受け取り方も市民の中で特にこれについて言及される方はほとんどありませんでした。そこでもって、私はこの4月終わって5月にはこの解除の方向を考えなければならないという表現を何度かしたと思います。そして、正式に解除というこの態度を表明したのは、今議会の提案説明の場であります。ですから、凍結から解除の経過というのは、公式には3月議会、6月議会ということになります。 そして、わずか3カ月で凍結し、解除するのはなぜかと言いますけども、3カ月も凍結したんであります。あんなに長年市民が待ち望んでいたものを凍結という私としてはやりたくないこと、市民としても望まないことをあえて節度を示すためにした。しかし、できるだけそれは解除するのが当然でありまして、わずか3カ月と言いますけども、私としては3カ月も凍結したんだから、これはできるだけ早く解除したのが当然であると思っております。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 関正美君。 ◆(関正美君) 今市長の説明をお聞きしまして、大体の図書館のことについても合併のことについても強い市長の意志は伝わってまいりますけども、むしろ反響が起きてるというのは今立町側でやっぱり起きてるようでありますね。 これも本当に相手があることでございますし、その中で、さらに市長はどういうことをおっしゃってるかというと、「合併問題は時間をかければいいというものでもなく、一気呵成にやりたい」と、「あくまでも武生市としては来年の3月の合併を目指したい」と、強い意気込みもこの記事から伝わってくるわけですね。しかし、今市長がおっしゃったように相手のあることですから、さらに強いリーダーシップが求められる中で、今後どのような姿勢で臨まれるおつもりか再度お尋ねをいたします。 図書館につきましても、この経過は今市長からお聞きいたしましたが、私も教育委員会、図書館関係者あるいは市民、これはどういうところでこの経過を見ているかといいますと、やはり新聞の報道が、一般市民はまず新聞の報道で知らされたそのときは、もうこういった凍結とか解除とかってこういうぐあいに受けとめておりますし、市役所の私相当数の人に聞いても、大体総務文教委員会で説明がなされた直後から、その後の28日ごろに行われた記者会見ね、このころは凍結解除って、こう思っていらっしゃいました。ですから、今そこのところは市長からはっきりとこういった3月で一たん凍結して、この議会で解除ってはっきりとお示ししていただいたことはやっぱりよかったんではないかと思うんですね。 しかしながら、先ほど出ました合併協議会の話し合いの中で、武生市からも出なかった、今立からも出なかったって、こういうやりとりがありましたけども、むしろやっぱ私は今立側は武生市から説明があるんではなかったかと、こういうこともおっしゃっております中で、市長としてはここにおいてもしっかりと節度ある行政の立場を示されたとお考えなのか再度お尋ねいたします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) 最初の今後合併に臨んでどのような姿勢をとるか、どのようにしてリーダーシップをとるつもりかという御質問でありますけども、私はこれまでもしてきましたように、この合併はぜひとも進めるべきだと確信しております。そういう形で今まで市民にも説明してまいりましたし、先日は市民から特別に要請があって、若い人たちを中心に説明を求める会がありました、ここでもお話ししましたけども。つまりはあらゆる機会をとらえて市民に説明して、この合併を市民に考えてもらうためには、また資料の提供も、正確な情報の提供も必要ですから、それをしながら、そしてこの必要性を強く訴えていくつもりであります。 そしてまた、新聞の報道で図書館の凍結ですか、それから解除について市民が判断しやすい、それは当然だと思います。そして、我々はまた凍結というこの決断、また解除という決断をこの議会にお示しする前に、ある程度こんなつもりだということを、例えばジャーナリズムを介して市民にある程度の予測を持ってもらって、その反響をまた見定めてという態度をとることもあります。そういう意味で、まだ決断する前にそのような方向性でいるということをジャーナリズムに対して表現することはあります。それを言っておられるのかと思いますけども、それで何を聞いておられたんだかわからなくなってしまったけど、何やったっけ。 そんなところでよろしいでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 関正美君。 ◆(関正美君) 最後になりますけども、合併問題につきましては、私自身もこの好機を決して逃してはならないと、このようには思っております。 そして、今回の議会の提案説明の中でも、市長は、13地区での説明会の模様など、いろいろな事例を示されて本説明会における市の姿勢に一定の評価がいただけたものと考えておられると、このようにお述べでした。 私も4月、5月は街頭でやっぱりこの合併問題を取り上げて、ほいで演説させてもらうと、どこで一番聞いていらっしゃる方が拍手をくれましたかといいますと、この合併問題が一握りの人によってのみ進められるではなくして、7万3,000人の武生市民にとって、あるいは1万4,000人の今立町民にとって一番よりよい合併にしなければいけないのでないかと、そのために声を届けていただきたいと、ここのとこでやっぱり拍手が来るわけなんですね。 ですから、市長も合併をするということを前提にしながら、なおかつ決まった方向性について、再度皆様方からしっかりと意思をもらうという観点からも、住民投票を実施するように提案をさせていただきますので、その点のお考えがどのようなものかお尋ねをいたします。 次に、図書館につきましては、今いろいろお聞きしましたが、武生市の図書館、現在の蔵書は23万冊であると、そしてこれが出せる状態にあるのは約半分であると、このように伺っております。 新図書館の収蔵施設は40万冊、こういった中から新しい図書館にしては図書計画がしっかりとまたしたものをしていかないではないかと思うんですが、その図書購入の計画についてお尋ねをしたいのと、新図書館の完成予定につきましては、これも私新聞報道で完成予定の写真と、そして概要を詳しく報道で見せていただきました。 いずれにしましても、総額20億円という巨額を投じて、しかも今経済はまだまだ厳しいときに建設するわけですから、市民にとってよりよい図書館、そして後世に誇るべき施設にしてほしいと、このように思っております。ここのところでもう一度市長の何か所感があればお述べください。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) 合併について住民投票も必要ではないかとの御質問でありましたけども、私はというよりも、合併協議会では内容を市民に十分に説明できるだけ、説明する値打ちがあるだけの内容が固まった時点で広範に、また市民全体に対して協議会として説明会をするというふうに決めてあります。そこで我々は住民に十分な内容を説明して、そこで市民の間に合併について賛成・反対、相半ばするような状態が見えれば、それは住民投票も必要かと思います。 しかしながら、住民投票には今まで各地で行われたものについていろいろと住民投票はにしきの御旗にもなるし、十分な理解のないままに結論を出しやすいこともあるとか、いろいろ住民投票が必ずしも市民の声を正確に反映するものとしてぜひとも必要なものであったり、必ずしも正しいものではないという評価も一部あります。ですから、我々は自分が判断に迷うようなことがあれば住民投票でなきゃいけないと思いますし、市民に十分説明して、これは市民も十分に理解してもらっている、住民投票する必要はないと判断すればしないでおこうと思います。 それともう一つ、新図書館について、蔵書については教育長から返事していただきたいと思いますけども、新図書館は将来ともに武生に単に図書という従来の情報提供だけでなくて、最新のあらゆる、例えばITを含んであらゆる情報に接し得る情報館といいますか、そういう形のものをぜひともつくっていきたい。確かに20億円というのは巨額のものでありますけども、これはただの箱物とは全く違って、情報の詰まった、ぎっしり詰まった、箱ではなくて、箱もありますけども中身が勝負でありますから、十分なものにしていきたいと思います。 以上です。(「関連」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 関本教育委員会事務局長。 武生市議会は関連することを認めてませんから、手を挙げてやってください。 ◎教育委員会事務局長(関本邦夫君) 新図書館の収容能力につきましては、公開の書架に20万冊、残りは書庫に20万冊ということで、現在公開しております書架、らく含めまして約15万冊ございます。 不足分につきましては、3カ年の間に極力購入できるように努力していきたいと思っております。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 手を挙げてやってもらいます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 田中祐治君。 ◆(田中祐治君) 先ほどの関議員の関連で質問させていただきます。 実は、私も市長の今立の合併延期の声、これを新聞で一応見まして、その真意が一応知りたくてきょう質問させていただこうと思ったんですが、関さんの方であらかたのことはお聞きになりましたので、それに一応関連ということで、今立としてはこの間、全員協議会がありまして、その中で小委員会が3つありまして、その中で小委員会に出席されて、そこで協議なさってることの中で今立の例えば合併延期の話がどうなってるとか、どういう真意があるかというあらかたのことは聞いております。 市長が既に決意で今おっしゃったみたいに、武生としては来年の3月までの合併ということで臨まれると、これも理解するんですが、協議会の小委員会の中でいろいろ3つある中で、やっぱ新市名の名称ですね、これを決める小委員会の中では、やはり合併を延期してほしいような雰囲気がまだ見受けられると、このように聞きますので、小委員会の私直接委員の方との話は聞いておりませんけども……(「執行部もちょっと。」と呼ぶ者あり)いやいや、失礼します。 ○議長(玉川喜一郎君) 暫時休憩します。        休憩 午前10時38分        再開 午前10時39分 ○議長(玉川喜一郎君) では、再開をします。 ◆(田中祐治君) (続) ほんなね、委員会のことはいいんですが、ほんな例えば向こうの議長なり副議長なり直接お話ししますと、やはり今立としてはやっぱり慎重に住民の意向も聞きたいし、協議していきたいと、当然合併特例ですか、何かそういうなのが決まって1年延長になったと、そういうことも含めて、今武生で今ここにある予算ですか、280万円ほどの予算をつけてまちづくりの策定補助金をつけているんで、その中できちんと跡地の問題、それから新庁舎の位置、そういうことも全部含めてはっきりと決まった段階でもう少し、要するに協議をゆっくりと重ねていけばいいんでないかと、そういうふうに聞いておりますので、やはり合併するということに当たりまして、今立側の要求している、例えば合併特例債170億円あるとすると、武生の方では新庁舎を建てるということでそれを使いたいと、余り合併特例債をむやみに使うもんじゃないと、こう言ってますが、実際跡地の問題になりますと、そこへどういうふうな予算をつける、どういう箱物を建てるという話にもなりますし、それから今立側の要求としても、やはり今立独自のやはり箱物の要求もあると思うので、そういうことも含めまして、今立とどのように今立側が腹が膨れるというんですか、合併してよかったと思えるような、要するに協議をなさるのか── ○議長(玉川喜一郎君) 田中議員、要するに今回の電算のその予算に対しては質問していただいていいと思いますけど、例えば今合併の今後のあり方とか、そういう中身についてはやはり一般質問とかそういう形の方が適切ではないかというふうに思いますが、今の観点で理事者の答弁を求めてよろしいでしょうか、今までの中で。 ◆(田中祐治君) (続) ええ、ええ、ええ。要するに今立側に、はい── ○議長(玉川喜一郎君) はい、どうぞ、田中議員。 ◆(田中祐治君) (続) 今立側にどういうような合併を、例えば延期したいという意向があるんなら、それを市長がおっしゃるみたいに、いや3月31日までにはしたいんだと、こういうふうにおっしゃるんならば、もう少し今立に近寄ったような形でどういうふうな向こうの意向を聞いていくんかと、そういうことがちょっと知りたいんで。(「議長、議事進行。」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 片粕正二郎君。 ◆(片粕正二郎君) 今同じ会派の中でもう少し聞いていてほしかったなと思うんですが、私は全協の中で今立が今いたずらに延ばしてるとか、そういう説明はほかの議員からも全くなかったというふうに思ってますし、私自身も思ってません。 いわゆる新市の名称については、皆さんのそれぞれのいわゆる今までの鯖江寄りとか武生寄りとかというような言葉に変えますと、そういうもろもろの問題があるからもうちょっと時間をもらえんかということだけだったので、決して新市のテーブルに着かないと、小委員会に着かないと、ほういうことじゃないので、しばらくの猶予は、これはいたし方ないというふうに私も思ってますし、そのようにひとつ議長の方から訂正してもらうようにお願いしたいというふうに思います。 ○議長(玉川喜一郎君) はい。ただいま議事進行がありまして、基本的には先日7日の日に行われました全員協議会の意向に対して田中議員の方から御質問がありまして、今片粕議員の方から議事進行の御意見がありましたが、基本的に今お互いの合併協議会で第7回まで終えまして話を進めてます。その中でできるだけ精いっぱい最初のスタートのスケジュールどおりやっていこうという中での協議でございますので、これに対してはいま一度慎重に見守っていただきたいと思います。 続きまして、理事者の方で田中議員の質問に対して答弁をいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) お答えいたします。 我々は、当初から来年3月が合併にふさわしいって言っておりました。これは合併特例法の期限からするものであります。しかし、最近特例法が改正されまして、来年3月までに県に合併を申し出れば、その後1年間は合併猶予、特例法の優遇措置がその後1年間は有効であるという措置がとられました。 私どもは3月が望ましいけども、まだ合併論議は慎重に進めたい部分もあると、それは我々もそう思います、確かにそのような声はあるし、今立町さん側は常に言っておられますけども、対等合併といっても何といっても規模の差が大きいからいろいろ不安があるとおっしゃっておられます。これについても私は理解できますので、3月でなくちゃならんとは言っておりません。できるだけそれに近いところで、もしそれより延びるにしても、なるたけ一、二カ月内でというふうに我々は申し上げておりますし、今立町さん側も大体それに沿ったお答えをしてくださっております。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 田中祐治君。 ◆(田中祐治君) 市長の方から延びるとしても大体一、二カ月の延長だということで理解をいたしました。 ただ、これまたうちの片粕会長の方からちょっとクレームが出るかもしれませんけども、実は私ら町内で市長の地区に対する説明会がありまして、そのときに地区の方から出るのは、武生といういい名前を持ってると、それに対して何でわざわざ今立に折れるような形で、今立と小さい規模のとこと合併するのに武生を捨てるのかと、こういう声もやはり聞こえてますので。(「まだわからんやろう、してみんと。」と呼ぶ者あり)いや、ほんでこれは私も要望で出そうと思うんですが、できることならば武生の、今何ですか新しく地域自治区という何か去年の11月にですか創設するような法律もできたということなんで、要するに今立も今言う一つの自治区として、今立区として立ち上がれるのならば、できることならば武生は新武生市とかなるべく武生の名称を残してほしいと、これは私ら一地区の住民説明会の中で出てましたので、できるんかどうか、市長に説明をいただきたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 田中議員に申し上げますが、基本的に新市名の選定委員会というのがありまして、そこで新しい名前を募集をして締め切りました。その中から法定協議会の中でその名前を決めていくということなんで、その御要望に対しては法定協議会の方が受けるという形で、名前については今のところ全然白紙の状態でありますので、御要望としてはお伺いしときます。 理事者の答弁ありますか。(「進めて。」と呼ぶ者あり)(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 教育費の中から目9新図書館建設費に関して1つ質問させていただきます。 これは設計費がこの中に入ってると思うんですけれども、設計の段階、工事施工の前に男女共同参画とか障害者とか子供の視点での第三者の声を聞き入れる方向というのがあるかどうかその辺お聞かせください。 ○議長(玉川喜一郎君) 暫時休憩します。        休憩 午前10時48分        再開 午前10時48分 ○議長(玉川喜一郎君) 再開をします。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 眞目教育長。 ◎教育長(眞目秀昭君) お答えをいたします。 第三者の声等でございますが、この新図書館の構想を練っていただきます準備委員会、その他の従前の検討会の中では、そういった市民の側に立った視点からの図書館にするというようなことでいろんな意見が出されておったかと思いますので、今安立議員が御指摘のような観点は、一応今度の新図書館の基本的なコンセプトの中には含まれているものと認識をしております。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) この質問をさせていただいたのは、先日白山小学校に行ってきました。あそこ11億円近くかけて去年でき上がったんですけれど、武生が男女共同参画都市宣言をした後にでき上がった小学校ですよね。すばらしい材料を使って自然のとてもいい建物なんですけれども、ジェンダーフリー教育の拠点であるはずの小学校に全くのジェンダーの部分があったんです。そのことに関して、設計段階であれはとめられなかったのか、施工の途中でとめられなかったというちょっと不満というか、疑問がありましたので、それで質問させていただきました。 今市長、首かしげていらっしゃいますけれども、小学校のトイレに入りましたか、子供のトイレ、あそこは全く色分けしてあります。男性が天井から床までブルーです。そして、女の子のトイレが天井から床までピンク、そういう視点というのはやはり普通の都市でしたらいいんですけれど、武生は男女共同参画都市宣言という形で銘打って上げてますので、できたらジェンダーフリー教育というのはやはり子供の幼児期、それから学童期にとても大事な部分でありますので、そういう視点を抜いてしまったということはやはり手落ちだと思うんですね。その辺でやはりこれから市民全体の利用できる図書館となる場合には、本当に子供とか男女共同参画の視点とか障害者の視点をきちっと設計ができ上がった段階でチェックすることが必要ではないかと思いましたので、質問させていただきました。その辺に関してはどうでしょうか。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 眞目教育長。 ◎教育長(眞目秀昭君) お答えをいたします。 今ほど御指摘の件につきましては、私も建設準備委員会の方に何回か顔を出させていただいた折もいろんな委員の方々からそういった趣旨のことについては御意見が出ておりまして、そういった内容も基本構想にはきちんと取り入れられているかというふうに考えております。 したがいまして、実施設計の中でも今の御意見については反映できるものは反映してまいりたいというふうに考えます。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 何かむだなことだとかという方いらっしゃるかもしれませんけれど、やはり基本的にでき上がってしまってから、あれおかしいんじゃないかなという声が出るということは、やはり高いお金をかけてつくるんですからとても残念なことです。 白山小学校の件に関しましても、私たち見学に行ったときに女性の間から「何で」という声がみんな上がりました。あそこには子供が入れない空間もあるんです。絶対にここには入ってはいけないよという中庭がありました。そのような形の子供が入れないような場所を子供の建物につくったということは、やはり子供の視点がそこには生かされてなかったんじゃないかなということを感じましたので、ここで意見を述べさせていただきましたので、要望とさせていただきます。 ○議長(玉川喜一郎君) 質疑を終結いたします。 本案については、総務文教委員会に付託いたします。  ================ △日程第22 議案第66号 ○議長(玉川喜一郎君) 日程第22議案第66号武生市簡易水道事業施設設置及び管理条例等の一部改正についてを議題といたします。 本案に関し、理事者の説明を求めます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 近藤公営企業局長。 ◎公営企業局長(近藤敏勝君) 〔登壇〕ただいま議案となっております議案第66号武生市簡易水道事業施設設置及び管理条例の一部改正について提案理由の御説明を申し上げます。 本案は、武生市水道事業第5次拡張計画として白山地区及び中山町を新たに上水道に統合し、市内全域を水道事業の給水区域とするとともに、福井県日野川地区水道用水供給事業により水源を確保し、より安全で安定した水道水の供給を図るため、3の条例の一部を改正いたそうとするものであります。 なお、この条例は、平成17年4月1日から施行いたそうとするものでありますが、中山町簡易水道または白山地区簡易水道により給水を行っている区域の給水については、水道事業による給水が開始されるまでの間は従前の例により給水をいたそうとするものであります。 以上、よろしく御審議の上、妥当なる御決議を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(玉川喜一郎君) 本案に対する提案理由の説明を終了いたしましたので、直ちに質疑に入ります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 福田修治君。 ◆(福田修治君) ただいまの議案第66号について質問をしたいと思います。 この条例の改正ですけれども、条例改正はある面で水価については言及をされておりません。 ただ、ちまたでは皆さんお聞きになってるとおりですけれども、また先般の全協で一定の説明はいただいてまいりましたけれども、この点は別にいたしまして、じゃあこの条例改正によって、言うならば浄水施設の建設がある面で条件になっているというふうに思われます。言うならば、2006年日野川地区水道用水供給に向けた浄水施設の建設のために条例が改正されるということです。 施設建設と条例改正がここで改めて提案されてるということについての、まさに私どもは理解ができないということがまず1つです。 それからもう一つは、今水価の問題、ある面でこれを条例改正が決まれば、今言われております、マスコミ等々で報道されました116円という水価が決定されるんじゃないかということになってくると思うんですけれども、そのあたりについての見解をお示しをいただきたいという2点をまずお聞きしたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 近藤公営企業局長。 ◎公営企業局長(近藤敏勝君) まず、第1点目の条例改正の必要性についてでございますが、県の浄水施設の浄水の方法が改正になりまして、国へ認可を申請をするということでございます。その中で条例改正を必要とする2市については、国の方の審査の条件の中に入っているようになっております。 それと、水価の問題でございますが、水価については確定ではないかという御質問でございますが、あくまでも現在の算定の条件においての目安の水価でございまして、今後浄水場の建設工事や、それから残りの工事がすべて確定しなければ確定できないようなことも考えられます。 企業債の利息が今の時期ですとかなり低い水準にございますので、事業を円滑に推進しまして、一日でも早く供給できるよう御協力をお願いしたいという考え方でございます。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 福田修治君。 ◆(福田修治君) 条例改正は国やら県を含めてのいわゆる浄水施設を建設するためにどうしてもしていかなきゃならんのだというような部長の説明ですけれども、ある面で今問題になっております水価の問題、ちなみに振り返ってみますと1978年のいわゆる113円からスタートして、さまざまな紆余曲折を経ながら今日に至っていると。とりわけ2002年には、私ども議会の代表を含めて協議会が立ち上がって具体的な試算も含めて県に要望してきたという歴史的な経過があるわけですね。一般的に今言われておりますのが116円、つまり平均116円なんですね。15年間具体的に値上げをしていくということも先般方向性としてお聞きをいたしております。 確かに今116円、つまり私どもが最初に113円──1立方メートル当たりですね──から出発して113円と116円の攻防であるかのような、つまりせめぎ合いですね、せめぎ合いであるかのようないわゆる報道もなされておりますけども、結果的に15年先は、言うならば先般のいただいた資料を見ますと121円ということになってくると、当然市民の理解が得られるのかなと。つまり水価問題、つまり水道ですね、水道は住民、市民に直結する大きな問題点がありますし、先般も水道料金が上げられて、今この問題が来ますと当然倍増になるわけですね。15年先には121円、1立方ですよ、1立方になるということになってくれば、当然そのあたりは市民への負担というのは大きくなってくるということからいって、どう市民に説明していくのかなと、住民は納得できるのかなということが大きな課題だと思います。 そのあたりはどういうふうに理解をされているのか、つまりここでどうしても条例を改正しなきゃならないのかどうかを含めてもう一度答弁をいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 近藤公営企業局長。 ◎公営企業局長(近藤敏勝君) 116円の、先ほども申し上げましたように、今の現在の情勢の中で試算をするということでございます。 それと、期間については15年間というふうな考え方でございます。先例を見ますと、15年過ぎれば県内でもこういう事業をやっておりますので、そのときには企業の努力によりまして下がってる例もございます。 それと、市民への説明でございますが、2市4町、それから福井県の企業庁を含めた形でまたパンフレットを考えておりますので、市民の方にはそれらでまた御理解をいただくように考えております。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 福田修治君。 ◆(福田修治君) まだすっきりしないんですけれども、言うならば2年後の2006年108円、そしてそれから5年ごとに段階を追って115円、121円という形で、つまり15年先のことについては、今のあれじゃないですけども下がるかもしれないと。しかし、現実的に15年を経過してくると、当然そこにはランニングコストもかかってくるということを考えると、現実的にさらに、物価上昇についてはわかりませんけれども、まだ上がる可能性だって出てくるんだよということは市民の皆さんは判断されると思うんですね。ということからいきますと、今平均116円が高いか安いかという議論をすれば、高いという議論になることは当然だと思うんですね。 私自身、今考えるのには、じゃあこの条例が通らなかったらどうなっていくのかと、あるいは議員の皆さんはどうおっしゃるかわかりませんけれども、そのあたりちゅうのは判断されていらっしゃるのかどうか、そのあたり責任者である市長からちょっとお答えいただきたいと思います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) 条例が通らなかったらどうするのかという御質問でありますけども、先ほどの局長の説明がありましたように、浄水の方法が変わって、これはあらかじめこの条例でもってこちらが約束しないと施設建設ができないというように私は聞いております。 それで、そうなると、つまり県はそれ以上前へ進めないという事態になると思います。そうなると、今度は我々が78年でしたっけ、1978年でしたっけ、県と約束した5万トン余りの給水計画自体が停止するという事態になるんじゃないかと思いますけども、それで先どうなるのか私にはわかりません。 ○議長(玉川喜一郎君) よろしいですか。(「3遍した。」「今の答弁で納得したんか。」「納得してえんて。」「関連なら関連て言わなあかん。」「関連でないかっていい。」と呼ぶ者あり)(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 玉村正夫君。 関連質問はないんです。 ◆(玉村正夫君) ただいま議題となりました議案第66号について、私も質問をいたしたいと思います。 ただいまの説明で、要するに武生市内の市民の方々にも高くてまずいダムの水が供給されることになると、こうですね。大量に薬品を使って殺菌されるという、決して市民が好む水は来ないと私は思ってます。 私は、実は昨年の9月の議会でもこのことについて市長に質問しました。市長は、今福田議員の質問に対する答弁がありましたけども、行政間の約束であれ、簡単にその水は要らないとは言われないと、行政間であれば信頼のもとに行動しているからと、断るわけにいかないという簡単に言えば、そういう答弁でありました。 ほんでもう一点、市長はここで現在武生市民は地下水に頼っているけども、将来とも確かなものと言える根拠はない、地下水も永遠なものではないと、そういう点である程度余裕を持って水を確保するためには、今のダムの水も必要だという意味の答弁をされました。そのとおりですね。 私、もう一回繰り返しますけども、今水道の利用状況が1日平均3万トン、この四、五年の利用状況を見ますと、そして今現在の市の水道の供給能力、それが約4万トンですね。このデータを見ても1万トンの余裕があるわけです。そこへまた高くてまずいダムの水、これを2万トンですか、もらうことになる。そしてさらに、またあり余る条件としては、今は今立町の方へ水道水を5,000トン供給しているわけですが、これも要らなくなると、もうあり余るわけですね。もう一つの武生市ができるくらい、そこまで人口がふえても水は十分あると、こういうような状況ですよ。だれが考えたってそんな水は要らない、そういう意識は当然だと思いますが、その点どうでしょうか、市長答弁願います。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) お答えいたします。 地下水については従来どおり、いつも言っておりますように余りにもその実態がわからないままに、ただ出るからくみ上げているという状態であります。これはやはり将来、それこそ水というのは死活問題ですから、確かなものに頼っていかなきゃならないと思います。 そして、まずくて、何だっけ。(玉村正夫君「高くてまずい。」と呼ぶ)高いとおっしゃいましたけども、今水道用水に求められる基準が非常に厳しくなってきております。ですから、従来の砂ろ過というのから膜ろ過法というのに転換しなければならないこともあるんだと思いますけども、やはり地下水というものが確実に安全である、そして将来も保障されるものである、これがない以上、やはり最も市民にとって重要なものは、多少まずいかどうか知りません。しかし、安全である水、そして量が確かに確保できるもの、これに転換していかなきゃならないと思います。 幸いにも、武生市は今日まで地下水が掘れば出ました。しかし、先ほどからも言うようにこれはわからないし、例えばまた地盤沈下なんてということが一たん起こったら、これは全く不可逆のことですから、これをいつまでも大量にくみ上げる、これはやめる方向に行かなければならないと思っております。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) なかなか議論もかみ合わないように意識的に市長は答弁しておりますが、本当に今の状態そのまま考えても、だれが考えたって武生の人口が今の倍の16万人になったかって十分今の地下水で間に合うと、そういうことでしょう。 だから、私が言いたいのは、この契約したからやむを得ないちゅうけど、その当時の議会での質疑の内容を考えても、当局の答弁は武生市が10万人の人口になることを予測してそういう契約を交わしたんだと、その議事録の中では、当時の総務部長は100年たっても人口が10万人になるとは考えられないと、こういう答弁もしてるんですね。 そういう点で、私は今行政として必要なのは、先ほど福田議員が水価の問題で言いました。私も全員協議会で説明を受けたわけですけども、最終的には平成28年から32年の間では、1立米127円の水を飲まなけりゃならないちゅう、こうどんどんどんどん上がっていくわけです。これはこの条例がもし通れば、もうどんどんどんどん負担がふえていくような状況が絶対つくられると、こういう点では私は従来からも言ってるとおり、この責任はきちんと国や県が果たすべき、住民に負担をかけないという点からして、県が責任を持ってその利水計画をきちんと見直せと、そして高い水道水については、決して住民に供給してはならない、せめて今の水価の水準を維持するよう市としても強く国、県当局に求めるべきだと思います。 私は、この条例は絶対反対の立場であります。そういう点で、市長いま一度、住民負担の点もあわせて市長の見解をお聞きしたいと思います。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) 我々はこれまでも県に対して議員のおっしゃられるようなこの要望をしてまいりました。そして、一時238円でしたっけ、236円などといううわさもあったのをようやくどういう計算をしたのか簡単に示されていますけども、116円まで来ました。そして、これは物価上昇率ゼロとか金利ゼロとか、かなりきつい設定をしての結果であるように思います。 ですから、県の116円まで出したのは、大変な努力の成果だと、これで満足するとは言いません、113円というもとの約束までありますから、これに求めますけども、大変な苦労の結果、ようやく出してきた額だ、そのような見方も評価もすべきであると思っております。 ですから、今後もなおこの水価については要求はしていきますけども、県の努力もまたある程度は認めたい、そのように考えているところです。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 玉村正夫君。 ◆(玉村正夫君) 最終的には私の態度を再度申し上げますが、やはりこの不況の中、毎日飲む水であります。決して負担をふやしてはならない、そういう思いでありますね。 そんで私は、この条例については絶対これ市民は理解をしない、賛成しないと思うんです。そういう点で、私はこれこそ合併問題と同様に、もっともっと市民の中に入っていろんな意見を聞く、そして市長が言ってることがやむを得ないなと、こういう状況を私はつくり上げるべきだと思うんです。今非常に合併問題で力を入れているようですが、これこそ毎日の生活にかかわる重要な問題であります。 そういう点で市長、この条例の提案は私は撤回して、そして改めて住民に意見を聞く、こういう態度が必要だと思います。その点どうでしょう。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) 十分な説明は必要だと思います。しかしながら、今回これを撤回することはできません。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 増田太左衛門君。 ◆(増田太左衛門君) おかしな質疑だなと思って聞いてました。 確認も含めて質問をいたしますが、つじつまがですよ。(「何がおかしい。」と呼ぶ者あり)つじつまが、よく聞いてから。 さきの議会で論議がありまして、武生市は今のところ4万2,300トンの水をくみ上げる能力があるんだってはっきり答えたでしょ。使っているのが2万7,000立方メートル使ってるんだと、少し玉村議員の数字とは違いますが、1万5,300トン余ってるという実態はみんな認識したんですよ、認識したの、ここを押さえてください、市長。これは企業局長はいいですから、─────ですからね。(「─────というような失礼なことを言うたらあかん。」と呼ぶ者あり)今回の条例は、中身を見ますと数字が入ってる。その数字は、1日2万7,000トンしか使わないのに5万5,700立方メートル、この条例の数字になってるんです。これを認めよという数字でしょ。これの整合性は、市長、市民にどう説明するんですかというのが1つね。 それから、ダムの計画の全体計画があるから、とりあえずこの条例を通してほしいんだと、そうしないと進捗状況に影響が出るから、数字はともかくとして約束事になるのかならないのか、この5万5,700トンが今後の水価の契約やら今後の計画全体に対して、あんたたち5万5,700立方メートルを条例を通して約束したじゃねえかって、これから常に言われることになるのかどうか、これが2つ。 最後に、提案も含めたいと思いますが、私は日本国内の水道水を次亜塩素酸ソーダ、これを消毒薬として入れながら、国民に供給しているこのシステム全体を非常に私は疑問視しています。危険を感じております。地球上の流れは、逆浸透膜でそういうものは全部除去した上で飲料水として供給するというのは流れなんです。したがって、基本的にダムでずうっとじっと滞留させている活気のない水を飲ませるよりは、実態はわからないとおっしゃいますが、生きた地下水をその逆浸透膜ですべて除去した上で市民に供給する方がよほど健康にも市民の福祉向上にも役立つはずであります。 したがいまして、全体的にもう一度考え直すというようなこともこの際必要ではないか、ただ国やら県が言うとおり、契約上必要なんだから条例だけ通してくれよということをうのみにして、つじつまも合わんような条例を通せというのが私はもう少し私に納得するような説明をしてください。3つです。(「議長」と呼ぶ者あり)
    ○議長(玉川喜一郎君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) お答えいたします。 武生市が今4万トン余りのくみ上げる能力がある。実際に使ってるのはそれ以下であるから、その差をどうするんだとおっしゃっておられますけども、既に陳旧化してだめになりつつある井戸もあります、大きな井戸で。そして、それは直せばいいでしょう、費用をかけて。 それとともに、もう一つ私が言いたいのは、くみ上げる能力というのは4万トンと言ってますけども、適当な場所へポンプを仕掛ければ何万トンでも想定できます。1万トンの井戸を掘れば1万トン、また出るでしょう、幾らでもふやすことはできます。ただ、くみ上げたときの結果は全くわかりません。幾らでも、例えば4万トンを7万トンにすることだってポンプさえ掘ればできるけども、それは実際にくみ上げると実際どうなるかのことについて全く予測できないことをしながらの話です。 ですから、現在武生のくみ上げ能力がどんだけあるかは余り意味はないと思います。きょうまではそのようにして一時的に4万トンまで行ったこともあるけども、そんなことは常時続けているわけにはいかない。そういう意味で、くみ上げ能力自体を論ずることは、それほど本質的なことではないと思っています。 それから、条例をもって約束したら将来ともこの値段で買うことも固定するのでないかというようなことでありますけど、これは企業庁との約束でありますし、それから値段についてこのまま固定するものでは、私はないと思っております。将来ともこの水価については、交渉の余地は残っていくと思います。 それから、半分死んだ、たまった水を使うんでなくて生きた地下水とおっしゃいましたけど、地下水というのは、私が聞いているんでは数百年、時には数万年地下にたまっているものを吸い上げてるんだと言っています。アメリカの中西部あたりの水だったら数百万年と言っています。ですから、一たんくみ上げたら、それが補充されることはほとんど期待されない。今まで市がくみ上げてきた程度では何とかもってきたかもしれないけども、これから先、この調子でくみ上げていて、このまま出るという保障は全くないわけです。ですから、地下水、生きている、動くから生きているというんでしょうけども、何万年も滞留しているのが少しずつ移動しているのが実態だと思います。 それに比べたら、表流水というのは全く日々降る雨がダムへたまって、せいぜいたまったところでダムの底に半年か数カ月あるだけでしょうから、地下水に比べればはるかに生きて動いている水だと、私はそんなふうに思いますので、地下水は生きている、ダムの底の水は腐っているとは言えないと思います。 以上です。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 増田太左衛門君。 ◆(増田太左衛門君) どうも議論がおかしいですね。 今回の条例の数量は5万5,700立方メートルって書いてお出しになったんでしょ、5万5,700立方、この第3条の3の(3)に、これと市長がお出しになった条例案ですから。その5万5,700立方メートルと武生市民が飲もうとしている2万7,000立方メートルとの差が余りにもあり過ぎるのに、なぜ今回この条例改正案なのかということなんですよ。それを市民がわかるように説明をしてくださいということなんです。 そしてもう一つは、今お出しになった5万5,700立方メートルの数字が、あんたたち議会で認めたんだから、県や国からこれからは5万5,700トン認めた、認めたということで水価の問題にしろ、施設の建設の問題にしろ、全部縛りがはめられるのかどうか、実態とはかけ離れた数字を約束せえという条例案ですから、これ。そこが市民から見るとおかしいなって思うと思うんです。現在必要な水量の倍以上の水量を条例で認めよという内容ですからね、これ。説明をもう少し詳しくしていただかないと納得しませんね。 最後のことは、水をきれいにする方法の問題です、方法の問題。次亜塩素酸ソーダを入れて消毒をした水を飲ませる方が将来の武生市民にとっていいのか、施設に関係するんですから私無関係じゃないと思いますよ。それとも、各家庭ごとに逆浸透膜をつけるようなお金を使って、まさに純粋な水を飲んでいただく方がいいのか、これは長期的な視点で考えることは極めて大事だと私は思ってるから質問をしたわけです。もう一回そこは答えてください。 ○議長(玉川喜一郎君) 先ほど増田議員が「─────だから」というような発言がありましたが、取り消してください。 ◆(増田太左衛門君) はい、はい。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 近藤公営企業局長。 ◎公営企業局長(近藤敏勝君) では、5万5,700トンについて御説明させていただきます。 これは計画1日の最大の給水量の数字でございます。平生は、議員おっしゃられますように3万立方メートルですか、そういう数字でございますが、平成12年度に最高に出たときですね、それが約1.7倍、今の能力の1.7倍出た経緯がございます。そういうのを計算しますと、今我々は水量を安定的に供給するという義務がございますので、最大のピーク時の数字で計画をさせていただくと、こういう条例の内容でございます。 おっしゃいますように、平生は少ない量でいきますが、冬期間、融雪など等で御使用になられる方が多うございますので、給水制限一歩手前までも平成12年には行った経緯がございます。そういうことで、条例にも書いてありますように、1日の最大の供給水量という考え方でございますので、御理解を賜りたいと思います。 それと、武生市もいろいろ水源がございますが、これからは水道の水質の規制、それなんかも強化される傾向にございます。それらを考えますと、今県の浄水ですね、県の浄水の方法が砂ろ過から膜ろ過に変わりました。それらも今の流れの一つの考え方にのったもんと考えております。 武生市におきましても、それらは当然取り入れるべきものと思いますが、敷地的とか条件的に制約の井戸もございますので、今後条件等が整った箇所からそういうふうな方法も将来的には考えていかなければなりませんので、武生市としてもより水質のよい水に努めていくという考え方でございます。 以上でございます。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 増田太左衛門君。 ◆(増田太左衛門君) 企業局長、水質のいいものに持っていこうという考え方を述べていらっしゃいますが、私は次亜塩素酸ソーダを抜きにするような、もっともっといい水質にしなさいということを提案しているんでしょう。おかしいでしょう、その答弁が。私は、これ市長ね、いろいろな点から考えて、もう少し市民に納得いくような説明は必要だと私は思います。委員会で、市長もぜひお出ましいただいて、納得のいく審議をしていただくよう強く要望して、私の質問を終わります。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(玉川喜一郎君) 宮本義利君。 ◆(宮本義利君) 議案第66号につきましては、基本的には今の時点にいきますと賛成をせざるを得ないなと、こういうふうに思います。 それは、今から27年前に、こちらの方からお願いしてやったということで、ただし今回のこの出し方というのは、非常に私は乱暴なやり方じゃないかなと思うわけですね。27年間期間がありまして、そしてここで給水条例を認めるということは、その水をいただきますよという約束を議会が出すわけです。そのときに、量まで言ってるわけです。だったら、どうして単価も、幾らのものを幾ら買わせていただきますが、どうですかというような提案になんないんかなと。今116円ていうことと、今しのぎ合いをやってる交渉の最中に、もう水はいただきます、買いますよと、今値段幾らですか、まけさせようと思って一生懸命やってる最中に、いや、その品物はもういただきますよと、こういうやり方ちゅうのが、私は交渉事に対して非常にまずいんではないかなというふうに思うわけです。 それと同時に、この後に関連する工業用水はどうするんかと、その辺もトータル的に含めて、そしてそこから水をいただきますという基本的な条例に入っていくのが、私は筋じゃなかろうかと、こういうふうに思うわけです。 ですから、私はこの条例について反対するものではございませんが、この手法というか、やり方というか、そういうものに対しましては今後十二分に注意をなさって、トータル的な、本当に武生市民、武生市にとって有利な方向で出していただきたいなと、かように思います。ですから、今委員会でその辺もトータル的に検討していただいて、結論を出していただきたいなと、かように思います。要望です。 ○議長(玉川喜一郎君) 質疑を終結いたします。 本案については、ガス水道特別委員会に付託いたします。 暫時休憩をいたします。        休憩 午前11時31分        再開 午後 1時00分 ○議長(玉川喜一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  ================ △日程第23 一般質問 ○議長(玉川喜一郎君) 日程第23一般質問を行います。 一般質問につきましては一問一答方式により質問、答弁を含めて50分以内の時間制限によりこれを行います。 所定の日時までに12人の諸君から発言の通告がありました。発言はお手元に配付いたしました発言通告項目一覧表により順次行います。 まず、発言順位1番、北野光夫君。 北野光夫君。 ◆(北野光夫君) 北野でございます。発言通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 先日、私はある先生からこんな話をお聞きいたしました。家庭科の教科書にこういったことが書いてあるということでございました。それは、家族についての記述であります。その部分を読みますと、例えば祖母は孫を家族と考えていても、孫は祖母を家族と考えない場合もあるだろう。犬や猫のペットを大切な家族の一員と考える人もあると。これは祖母──おばあちゃんですね──おばあちゃんをペット並みか、それ以下としているような記述であります。その先生は、これでは家庭科ではなく家庭崩壊科だというふうにおっしゃっておられました。 今、家庭崩壊や児童虐待が問題となっているときに、こういう記述は私は大変不適切であるというふうに思っております。こういうこともありますので、私は教科書については厳しくチェックしていかなければならないというふうに思っております。 そこで、今回はちょうど小学校の教科書、これが採択の時期に入ってまいりますので、その教科書採択制度の改善について質問をさせていただきます。 まず最初に、採択の意義──すなわち国が検定をしたものを、もう一回市町村の教育委員会で採択作業を行う意味について、教育委員会の御見解をお伺いいたします。 ○議長(玉川喜一郎君) 眞目教育長。 ◎教育長(眞目秀昭君) お答えをいたします。 もう御存じのとおりでございますが、国の検定制度につきましては、法律において学習指導要領というのがございますが、その学習指導要領に沿って、それぞれの会社が出版しようとする教科書がきちんと編集されているかというようなことを中心に国は検定するわけでございますが、実際にその教科書の内容は、会社によって編集方針がやはり異なる部分がございます。例えば教材の配列の仕方、あるいは教材の提示の仕方、その他重点の置き方とか、そういった事柄がかなり会社によって異なるわけでございまして、それらにつきまして各地方自治体あるいは市町村教育委員会では、その地区の実情、例えば歴史にしろ文化にしろ、あるいは産業にしろ、あるいは自然環境にしろそれぞれ異なりますので、そういった地域の実情等にも即して、またその地域の子供たちの実情にも即して、そこに最も適すると思われる教科書を選ぶということでございますので、そういった意味で国が出している検定を通った教科書は、例えば目隠しして適当にとったものを選びますというようなわけにはいかないということで、これはそれなりにこの採択については十分な意義があるというふうに考えております。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 北野光夫君。 ◆(北野光夫君) 私は採択には2つの意味があると思っております。 1つは、今おっしゃったような国がある程度厳選したもの、これは学習指導要領に沿っているかどうかという観点で国は検定やるわけですが、それをもう一回地域に合ったもの、今おっしゃった地域の実情に合ったもの、あるいは子供たちに合ったものを採択のときにもう一回選び直すという意味があると思います。 それからもう一つは、私は二重にチェックするという意味もあると思っております。教育委員会としては、国が検定を通したものは、その中からどれを選んでも悪いものはないという御見解だというふうに思いますけれども、私はそうは思いません。これは、今まで国がやった政策で間違っていたものが100%ないかというと、そういうものではありません。長期不況の原因となった土地取引の総量規制なんかもそうでしょうし、最近話題になってるものとしては、20年以上もほったらかしにされた拉致問題、これもいい例だというふうに思います。ですから、私は国が検定を通したからといって、全部いい教科書だとは限らないというふうなことを思っております。 そこで、採択制度の細かい部分についてお伺いをしてまいります。 14年8月末に、文部科学省初等中等教育局長から各都道府県教育委員会あてに通達が出されております。これはもう御存じだろうと思いますが、この通達に書かれていることがどのように改善されてきているか、お尋ねをしていきます。 まず、最初の部分に、教科書見本が送付され次第、速やかに調査研究に着手するようとあります。これは、十分な調査研究をしなさいよという意味でこういうものが来ていると思いますが、8月末までに採択の結果出すことになっていると思いますが、見本本はもう送付されてきているのでしょうか、また来ているならば、既に調査研究には入られているのでしょうか、確認をしたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 眞目教育長。 ◎教育長(眞目秀昭君) お答えをいたします。 教科書の見本でございますが、これは既に5月上旬には教育委員会の方へ送付されてまいっております。ただ、教科書会社によっては、必ずしも送付してこない会社もございますので、これをもってすべてが送付されたということにはならないかもしれませんが、一通り5月上旬には送付されるべきものは来たのでないかというふうに認識をしております。 なお、この教科書の見本が届きましたので、それらに基づいて関係者の方では既に調査研究に入っているところでございます。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 北野光夫君。 ◆(北野光夫君) 調査研究に入っていらっしゃるということですので、十分時間をかけて調査をしていただくようにお願いをいたします。 次に、保護者等の意見を踏まえた調査研究の充実に努めることという項目があります。これは専門家の意見だけではなくて、親御さんの意見も十分踏まえた上で採択を行ってくださいという意味だと思いますが、この保護者の意見を踏まえるということのためには、保護者を採択協議会のメンバーに入れることも必要だと思います。これは私の勘違いならちょっと後で御指摘いただきたいんですが、たしか3年前の中学校教科書の採択の際には、県の選定審議会の方には県P連の副会長さんかどなたかが入っておられたとかと思いますけれども、地区の採択協議会には保護者の方は入っていなかったんじゃないかなと思います。この点について、今回どうされるのか、お伺いをいたします。 それから、保護者の意見を吸収しようと思いますと、教科書は見本本しか来ておりませんし、そうたくさん冊数来ているわけでもないと思います。調査研究に必要な分だけしか来ていないのではないかなと思いますが、そういうことになると見本本の展示会をこれすることにはなっておりますが、かなりやっぱり充実させていかないと、保護者の目に触れることはできないかなというふうに思います。この点はどう対応なさっておられるのか、お伺いをいたします。 ○議長(玉川喜一郎君) 眞目教育長。 ◎教育長(眞目秀昭君) お答えをいたします。 まず最初に、保護者の代表についてでございますが、前回13年度は、県の選定審議会には県P連等の代表が入っておられたようでございますが、今回丹南採択地区協議会というのがございますが、2市3郡で構成されている協議会でございますが、この中に保護者の代表に入っていただいております。そして、保護者にもその協議会の委員として調査研究に参画していただくという形になっております。 次に、教科書見本の展示会についてでございますが、展示会につきましては法定期間というのがございまして、これが本年の場合は6月18日から7月1日までの14日間となっております。これに加えまして、法定外期間というのを設けているわけでございますが、それが6月1日から6月17日までということで、先ほどの法定期間と合わせまして合計31日間、閲覧者の便宜を図っているという形をとっております。 なお、閲覧をされた方の意見等も備えつけのものに記入していただくという形をとっております。また、必要に応じて口頭でそういった意見等を表明していただくのは自由でございますので、教育委員会の担当の方へいろいろと意見を述べていただければありがたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 北野光夫君。 ◆(北野光夫君) 採択地区協議会の方には保護者の方は入っておられるということですので、この点は改善されているなというふうに思います。 それから、見本本の展示会ですけれども、これはたしか、先日ちょっとお伺いしましたけれども、教育委員会の建物の中でやっておられるようであります。あそこへ保護者の方行かれるかっていいますと、まあちょっと行きにくい。教育委員会の建物の中にあって、普通にきちんと囲われてるわけでも何でもなくて、ソファーが置いてあって、そこに本棚が置いてあって、そこにたくさん教科書が置いてあると。周りでは普通に教育委員会の職員さん方が普通に仕事をしておられると。あそこへ行って教科書を閲覧してというのは、なかなか入りづらいものもありますし、この展示会があることすら知らないんだろうというふうに思います。 まず、お伺いいたしますが、この見本本展示会があることを、この文科省の通達によれば、十分保護者の意見を聞くようにということでありますが、私は広報なんかも必要かなと思うんですが、その辺はどうなさっておられますでしょうか。 ○議長(玉川喜一郎君) 眞目教育長。 ◎教育長(眞目秀昭君) お答えをいたします。 展示会につきましては、関係者あるいは関係機関等へはそれぞれ通知したりして周知を図っているわけでございますが、御指摘のように一般の方への周知方法については、必ずしも改善したというふうには言えない点がございますので、今後一遍検討していきたいかなと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 北野光夫君。 ◆(北野光夫君) 私はPTAの一員でもありますけれども、学校からの通知っていうのはかなり頻繁に来ます、いろんな通知が。ですから、そういうときに一緒に、ことしは採択の年になってまして、こういう教科書を選ぶんですけれども、そういう展示会をやってますので、興味のある方は見に来てくださいというような通知もそのときに一緒に出していただくようなこともできるかなと思いますので、そういったことについても御検討をいただきたいというふうに思います。 私は、教科書にも保護者の皆さんにやっぱり関心を持ってもらうことは大切だというふうに思います。今回の文科省の、今回のといいますか、14年の文科省の通達もそういう意味があると思っております。そういうことからすると、私は4年に1回ですね、この教科書の採択っていうのは。中学校はまた別にありますから、それ入れると2年に1回ってことになりますが、小学校の教科書の採択ていうのは4年1回です。4年1回しかないわけですから、多少予算をとってでも人の集まるところ、あるいは人が行きやすいところで開催をして、教科書に対する関心を喚起することが重要ではないかなというふうに思います。 担当の方にお聞きしましたら、なかなか教科書がなくなっても困るし、管理も大変かなとは思いますけれども、教科書の見本を持って帰る人もいないかなと思いますので、例えばショッピングセンターの一角なんかをお借りして開催すること、これは教科書採択はやってるんだということを広報する意味でも大事なことだとは思いますけれども、そういった点、ぜひ御検討いただきたいなと。今回はもうやっておりますので仕方ないですが、来年中学校の教科書の採択がありますので、そのときにぜひこういうみんなの目に触れるところに教科書を置いていただくような、そういう対応を考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(玉川喜一郎君) 眞目教育長。 ◎教育長(眞目秀昭君) 検討してみたいと思います。ありがとうございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 北野光夫君。 ◆(北野光夫君) 検討していただけるということですんで、官僚答弁でないことを期待したいと思います。 次に、採択事務に関するルールを定め、あらかじめ公表するなど採択手続を明確にということがあります。採択要綱というものが定められているのでしょうか、あるいは定められているならば、それは公表されているのでしょうか、お伺いをいたします。 ○議長(玉川喜一郎君) 眞目教育長。 ◎教育長(眞目秀昭君) お答えをいたします。 この御指摘の採択要綱という形はとっておりませんが、先ほど申し上げました丹南採択地区協議会というのがございまして、そこの採択協議会の規則というものがございます。ただ、その規則につきましては、採択の公正を確保するという意味から、実際に採択の仕事が終了するまでは特に公表はしていないのが従来の形かと思います。今回も公表はしておりませんが。公表につきましては、現在地区協議会の方で検討中というふうに申し上げるのが妥当かなと思います。 なお、採択事務が終了します9月以降には、その規則の内容等につきましても公開できるように努力したいというふうに考えます。 以上でございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 北野光夫君。 ◆(北野光夫君) 今、私申し上げたのは、採択要綱という言葉を使いましたが、別に規則でも何でもいいんですけれども、採択はこういう手続でやっていきますよと、こういう基準で教科書を決めていくんですよと、そういうことだと思うんですね。それがあるけれども、事前に公表できないというのも、ちょっと私は理由がわからないです。こういう手続で進めていきますよっていうことが何で公表されないのか、ちょっと理由がわからない。検討中ということですから、ぜひこれは公表に向けた検討を行っていただきたいと思いますが、ちょっと1つだけお伺いしときますが、この理由は何でしょうか。支障があるという理由ですね、その点についてだけお伺いいたします。 ○議長(玉川喜一郎君) 眞目教育長。 ◎教育長(眞目秀昭君) 特に細かい理由というのは今申し上げるほどのものを持っていないわけですが、一番大きい理由は公正確保という点にあるかなというふうに考えます。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 北野光夫君。 ◆(北野光夫君) 公正という意味であれば、一部にだけ公表するというのであれば公正確保できないかと思いますが、一般に公表してしまえば、例えば公正の確保っていうのは、それぞれの会社の出版社の営業の方のことをおっしゃってるのかなと思いますが、公表すればそういう公正確保できるんではないかなと、逆にですね。公表しなければ、一部にだけ漏れていくっていうこともありますけれども、全体に公表してしまえば、平等にできるかなというふうに思いますんで、これ以上お聞きしませんが、何回も言いますが、来年中学校の教科書の採択もありますので、今回の採択でぜひそういう点は御検討いただきたいというふうに要望をしておきます。 次に、採択結果や理由等の採択に関する情報の積極的な公表に努めることという項目があります。これは事後の、先ほど私が言ったことが事前の公表ですけれども、これは事後の採択結果、こういう教科書が選ばれまして、それはこういう理由によるんですよという、そういう情報の積極的な公表に努めることっていう項目があります。私は、事後には採択の結果、理由、それから採択協議会の委員の氏名、それからもっと言えば調査員、これは学校の先生方だろうと思いますが、この氏名も公表することが必要かなというふうに思いますが、この辺今どういうふうになっているのか、どういうふうにすることになっているのか、この文科省の通知を受けてどういうふうにされるのか、お伺いをいたします。 ○議長(玉川喜一郎君) 眞目教育長。 ◎教育長(眞目秀昭君) お答えをいたします。 採択事務は9月には終了すると思いますが、9月以降にその採択結果及びその採択の理由は公表するように努めていきたいというふうに思っておりますし、採択協議会の委員の氏名とか調査員の氏名等、この公表につきましては、これも採択の公正確保が阻害される危惧というものがございますので、今後の状況を見ながら慎重に判断すべきかと考えております。もし情報公開の関係で、情報開示請求が行われれば、それなりに検討することになるかというふうに考えております。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 北野光夫君。 ◆(北野光夫君) 公正確保ということでありますけれども、採択協議会の委員さん、それから調査員さん、私は特に調査員の氏名を公表していただきたいなと。これは、今この文科省の通知が言ってるのも、私が申し上げてるのも事後です。採択結果が出る前に公表してくださいって言ってるんではないんです。事後にこういう人たちが責任を持って選びましたよという意味で公表をしてくださいと言ってるんで、これは採択、決まった後ですから、関係がないかなと、そういう公正確保という意味では理由がないのかなというふうに思います。 この調査員さんの名前を公表しない、採択協議会の委員さんの名前を公表しない、これは教育長も現場におられましたのでよくおわかりだと思いますが、この採択の時期には、各出版社、かなりきつい営業をかけられます。その調査員さんもどの先生がなるかっていうことは大体検討がつくものです。頻繁に学校へ出入りしてらっしゃる営業の方だと、大体その丹南地区の中で、この例えば6年生の社会科の教科書を採択する、それを研究するということになれば、まあその世界の第一人者の方が当然選ばれるわけですから、大体検討がつくんです。公表されないと、営業力のある出版社のみがそこへアタックをするということになります。これは3年前の中学校の教科書採択の際もそうでした。営業力のある出版社のみがそういうところへアタックができる。公表されてないもんだから、弱い出版社の場合はそういうところへアタックできない。逆に公正さが確保されない。 この調査員の先生方にしてみても、いろいろきつい営業をかけられても、氏名を公表してないですから、外に言うことができないんですね。苦情も言うことができない。かなりきつい営業をかけられても、苦情も言うことができない。学校の先生方でも薄々は感づいてはおられますが、あの人が教科書の調査やってますよって正確にはわかんないわけですから、同僚に相談することもできない状態ですね。そういう状態があります。ですから、私は文科省の通達は、これは事後に公表しなさいということでありますけれども、私はもう堂々とこの先生が調査員やってますよ、採択協議会の委員さんはこういう人でありますよ、事前に公表してもいいぐらいだというふうに思っております。その点について、もう一回ちょっと御答弁をいただきたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 眞目教育長。 ◎教育長(眞目秀昭君) 今、議員御指摘の点も踏まえながら、慎重に検討してまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 北野光夫君。 ◆(北野光夫君) ぜひお願いをしたいというふうに思います。 今回私が取り上げました文科省の通達は、1番が調査研究の充実に向けた条件整備について、2番がその採択手続の改善について、そして3番がその他となっております。今まで1番と2番についてお聞きをしてまいりました。ある点については改善されておられますし、私の思いとしてはまだちょっと十分ではないかなというふうに思っておりますが、来年中学校の教科書採択があると思いますので、今回の採択までに準備できなかった点については、来年までにまた改善をしていっていただければというふうに思います。 それで最後に、3番目のその他として、保護者や地域住民の教科書に関する関心にこたえるとともに、教員による教材研究や児童生徒による学習の進化、発展に資する観点から、各学校の図書館や公立図書館に教科書を整備するように努めることというのがあります。私は、何回も言いますけれども、保護者の皆さんにも関心を持っていただきたいと思いますし、それから学校の先生方にでも、ふだんからいろんな採択されなかった教科書とかそういうものも見て、いろいろと教材研究なんかもやっていただきたいと思いますので、この通達の文言はこのとおり私は実施すべきだというふうに思っております。現在の図書館は大変手狭で、それだけのスペースもなかなかとれないかとは思いますが、新しい図書館は十分なスペースがあると思います。先ほど何年間かで蔵書をそろえていくんだっていうようなお話もありました。ぜひ、今回採択される教科書だけではなくて、さまざまな教科書を研究材料として新しい図書館にも置いていただきたいというふうに思っておりますが、その点についてお答えをいただきたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 眞目教育長。 ◎教育長(眞目秀昭君) 大変ありがたい御指摘でございますので、その方向でできるだけ検討してまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 北野光夫君。 ◆(北野光夫君) 教科書はそんなに高いもんでもありませんし、ぜひそのようにお願いをしたいと思います。 教科書というのは大変大事なものでもありますし、私もPTAの一員でありますが、なかなか子供の教科書を見る機会っていうのはありません。ちょっと気になるものではありますが、そういう機会もありませんので、ぜひ保護者の方に教科書に関心を持っていただけるように、いろいろと改善をしていっていただきたいと思います。教科書採択、これ4年に1回しかありませんが、保護者の方に関心を持っていただくいい機会でもあると思いますので、その点ぜひ御考慮をいただきたいというふうに思います。 以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(玉川喜一郎君) 以上で北野光夫君の質問を終了いたします。 次に、発言順位2番、城戸茂夫君。 城戸茂夫君。 ◆(城戸茂夫君) 市民派ネットワークの城戸茂夫でございます。武生市の中心部の荒廃をどうとめるのかということについて一般質問をさせていただきます。 この数年、武生市の中心部では店舗が減り続けています。武生市が中心市街地としたエリアには、コンビニは1軒もありません。銭湯も、現在営業しているのは2軒だけであります。1軒は休業中であります。そして、車を運転できないお年寄りにとって、買い物は大変不便になってしまいました。そうした中で、ふえ出したものは空き家です。空き家が放置されると廃屋になります。そして、その地域は次第に荒廃していきます。 私は個人的な理由から、議会が終わりますと毎回市内をくまなく歩くことにしております。これまで8周いたしましたけども、余りに目につく町中の空き家の実態がひどいということで、これを調査するために、現在地図をつくっております。白地図に空き家は青色、そして廃屋になってしまったとこは緑色、取り壊して空き地や駐車場になったところは黄色にというふうに塗りつぶしていきますと、余りの荒廃の進みぐあいに背筋が寒くなっております。町で出会う人や区長さんから、何とかならないのかというような相談をよく受けます。私も先日もお隣が空き家になってしまい、前のうちも空き家だというような人が、もうたまったもんじゃないという相談を受けて、本当に私も同情してしまいました。町中の住人は、今本当に悲壮感を持っております。このような実態を、市長を初め理事者は御存じなんでしょうか。 そこで、これまで建設部、環境部、企画部において、町中についての調査をされておられますが、この調査の調査時期、調査の目的、予算規模、そして結果ということで、建設部から御答弁いただきたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 兵建設部長。 ◎建設部長(兵勝君) ただいまの調査でございますが、本調査に対しましては、中心市街地の空き家の所有者を調べる、あるいは所有者に対してアンケート調査を実施することなどにつきまして、中心市街地に発生している空き家の現状を把握することを目的として調査をいたしたわけでございます。その結果といいますか、12年度にもやったわけでございますが、中心市街地の空き家の件数、空き家となった理由等、持ち主の意向調査を実施をしたわけでございます。 まず、中心市街地において、空き家と思われる168軒を、公図あるいは登記簿または聞き取り調査等を行いまして、その結果、空き家が120軒存在をいたしていたという結果でございます。 以上でございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 前野環境部長。 ◎環境部長(前野政治君) 環境部の方で実施いたしました調査などにつきまして回答申し上げます。 平成12、13年度におきまして、歴史的建造物または町屋風建造物の分布調査を実施をさせていただきました。調査目的につきましては、建設部で実施された調査内容ではまだ不十分だというふうな考え方から、さらに調査範囲を広げまして、調査目的といたしましては、町並みの環境資源を地図上に落とし込み、その分布状況を明確にして、まちづくりの情報として活用できるようにということから調査をいたしました。 その結果、約1,500軒の調査を実施をいたしました。そのうち、約1,000軒が町屋風建物として外から見た様子が確認できたということから、カードで記録をいたしております。 それから、そういうふうな分布状況を確認をした上で、13年、14年度におきまして、町並みを生かした環境まちづくり計画の策定に着手をいたしたところでございます。これは、本市に多く残っている町屋風建造物を生かす魅力あるまちづくりを進めるため、市街地の活力を取り戻すことが重要な課題だということから、市民の方、それから専門家の方、市の職員から成るまちづくり委員会を立ち上げまして、ワーキング講座やディスカッションなどを行いまして、当面、ぜひ実施をする必要があるだろというリーディングプロジェクト、8つでございますけれども、これを提案としてまとめて市の方へ提出をしていただいたという状況でございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 小東企画部長。 ◎企画部長(小東勇士君) 企画部といたしまして、昨年度、その事業の一つでございますけれども、まちなか博物館事業というものを現実に取りかかろうというので、武生市の現存する昔のままの商いや町屋のまちなか博物館としての位置づけをいたしまして、その保存、活用するといったことの目的で事業に入りまして、昨年度、市民委員会というものを民意で立ち上がっていただきまして、その事業の推進も視野に入れながら、武生市らしさの保存または活用とするものの具体的な例による検討をしていくということで、本年度でございますが、提言をいただいたところでございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 城戸茂夫君。 ◆(城戸茂夫君) 質問通告にはあと産業経済部長というふうなことが書いてございましたけども、産業経済部は所管が中心市街地の活性化ということになっておりまして、私は今その中心市街地の活性という以前の問題として、地盤沈下とか荒廃をどうとめるかという位置づけの中から、今回は産業経済部長の質問をちょっと取り下げさせていただきたいと思います。 先に建設部長からお聞きいたしますけども、空き家調査をされたコピーを私も何度も繰り返し読ませていただきました。そして、空き家の分布地図ですね、黄色く塗られた、これも私も地図に落とし込みまして、現地へ行ってまいりますと、もう既に更地になってるところとか、さらにこれ以外にも黄色く塗らなあかんところがこれからわずか4年ぐらいの間にどんどんふえております。 こうした中で、まず建設部には都市計画マスタープランという大黒柱があるかと思いますけども、この都市計画マスタープランの中に分野別計画として景観づくり基本計画、中心市街地の活性化計画、緑の基本計画、住宅マスタープランというような計画があるかと思いますけども、私はこれらの計画をもってすれば、町中の再生戦略は進んでいくんじゃないかというふうに考えますけども、建設部長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 兵建設部長。 ◎建設部長(兵勝君) 今のお問い合わせでございますが、確かに建設部の方で都市計画──いわゆるまちづくりのマスタープランをつくってるわけでございます。そういった中で、今ほど報告がありました各種のまちづくりに対する民間の方の調査あるいは諸所の調査があるわけですが、そういったものとの整合性を図りながら、我々建設部の人材あるいはノウハウを生かしながら、今後も努めまいりたいというふうに思っているわけでございますが、そういった中で調査の踏まえ方としまして、町並みの調査を私もちょっと個人的に参加をしていたわけですが、そんな中で聞き及んでおりますのは、武生の町というのは震災、あるいはそういった災害に遭ってないと。そういった武生らしさを醸し出している町並みが多いということから、そういった町並みを何とか保全できないかというような声もありました。 確かに今述べていただきましたように、我々が調査をしている期間の中にも、家を取り壊す方が二、三、ございました。そして、そういう方に武生らしさは残ってるんだが、何とか保存できないかというような言葉もかけた経緯もございます。そんな中で、数軒ですが、数軒の中で何軒かは残していただいたような方もございます。そういった形の中で、そういった町並みの諸調査をやった中で、市民の武生らしさを醸し出すそういった景観を残すんだという市民高揚も大事でないかなというふうに思いますので、そういった中での社会基盤整備というものは、今までのマスタープラン、そういった壊して新しいものをつくるんだというんじゃなしに、武生は武生の町の保存、あるいは武生のらしさを出したまちづくりは大事でないかということでございますので、そういったことも含めまして今後検討してまいりたいというふうに思っております。 ○議長(玉川喜一郎君) 城戸茂夫君。 ◆(城戸茂夫君) 大変前向きな御答弁は非常に心強く思うわけでありますけども、私3月議会でも質問させていただきましたけども、国が示しております地域再生推進のプログラムの中で、まちづくり交付金というのがあります。3月議会のときには、どういうわけか建設部長手も挙げていただけなかったんですけども、このまちづくり交付金、今もう始まりまして、どんどん取り組んでるリストが出ております。 一部紹介しますと、隣の滋賀県は彦根市の本町の都市再生事業ほか19項申請が完了しまして、49億8,000万円でまちづくりの再生にかかっております。石川県の七尾駅前は、これを含む21カ所は67億円、そして岐阜は神岡町を含む13カ所で32億円、長野の松本市を含む16カ所で51億円と。武生市だけを論じるわけじゃありませんけども、福井県は福井の北部地区開発のみ5億円という極めて低い数字といいますか、こういう結果になっております。 これで、今後もこのまちづくり交付金についての研究とか、せっかく国がまちなか再生戦略のために用意したメニューがあるわけですから、これについて国土交通省の所管の建設部としてどういうふうになさっていくのか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 兵建設部長。 ◎建設部長(兵勝君) まちづくり交付金事業についてでありますけれども、これにつきましては当該事業は平成16年から新規に創設されたということでございまして、(仮称)都市再生整備計画に位置づけられているという事業が対象になるということでございまして、これらの計画に向けて、先ほど申しました各調査等の結果もありますので、それらを踏まえる中で、そういった当該地域の皆様とも今後検討してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 城戸茂夫君。 ◆(城戸茂夫君) それでは、建設部の方の質問をちょっとお休みしまして、環境部の方で先ほど8つのリーディングプロジェクトという中で、環境部としてこれはという8つのうちの特筆すべき提言があるのであれば、ここでお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 前野環境部長。 ◎環境部長(前野政治君) 8つのリーディングプロジェクトが提案をされているわけでございますけれども、私どもといたしましては、環境商業性を進めていく上で柱というふうに考えております環境基本計画の中にある基本目標とか、それから基本施策に沿って、その基本計画をいかに実践していくかということが大事だというふうに思ってるわけですけれども、そのリーディングプロジェクトの中にある幾つかのものが、昨年度ワークショップで市民の皆さん方と一緒に検討してつくり上げました環境基本計画の実行計画というのがあるわけですけれども、その実行計画の中に、具体的に武生らしい風景の保全、それから建築物などにおける景観の誘導などに関する計画が提案をされています。それを市街地活性化につながる計画として、関係部課と連携をし、あるいは市民のグループの方たちと協働して進めてまいりたいと、こんなふうに考えております。 ○議長(玉川喜一郎君) 城戸茂夫君。 ◆(城戸茂夫君) それでは、市長にお聞きをしたいと思います。 今、建設部と環境部のお話を聞いておられまして、私は武生市役所内でこの町中の再生戦略を推進していくためには、なかな今現在の縦割りの組織では機能しないと、機能しても非常に遅いというふうに考えております。私は、例えば建設部には計画とか企画部門の人材も豊富におりますし、都市づくりプランナー・アンド・ビルダーというような位置づけで、建設部の方で企画から実行部隊からというような一体な部署が望ましいんでないかなという考えをここしばらくの間に持っとるんですが、これに対して、市長、ちょっと御見解をお示しいただきたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) お答えいたします。 私は市長就任以来、この町中の再生とか町並みの保存を含めて住環境、町中環境というものを最も関心を持っていろいろと考えてまいりました。そして、各地の町中の再生の実態をみずから見に行ったり、それから特に伝統的建造物群などというやり方で、非常に力を込めてやっているところも何カ所も拝見してきました。しかしながら、特殊な大都市の一部の場所は別として、大多数の中小都市では成功したものを見ておりません。そして、いろんな補助金などでもって町へ、例えば家を直して住めばどんだけ補助する、店を直すことにどんだけ補助をすると、いろんな補助金でもって誘導してきたような例もたくさんありますけども、どれもその限りであります。町中が本当に再生したものを見ておりません。 武生市では、先ほど環境部にしろ建設部にしろ、その調査研究また検討を指示してきたのは私であります。しかし、そのどれもがこれはという成案に至っていません。これは縦割りのせいというよりは、ほとんど現在の日本の町へ住む人たちの意識がとてもそこまでいってないように思えるわけです。私今まで海外視察で、例えば環境、福祉面、それから男女共同参画面、それぞれ目的を持って視察してきましたけれども、どれもが帰ってくるときは、ああ、これはやらなくちゃいけないぞという力をいただいて帰ってきました。しかし、つい最近行ったイタリアでの町中の住まい方とか町おこし事業を見てきたときは、むしろ力がなくなってしまったと。とても我が国の今のこの町に住む人たちの意識では、イタリアは非常に有名な例ですけども、話にもならないというか、どんな補助をしようが、どんな計画を立てようが、町へ住むことの快適さとか楽しさ、彼らは誇りという言葉を使ってましたけど、そういうものを呼び起こさない限り、どのようなプランを立てようが、助成しようが、これはおぼつかない。町へ住むことがいいことだ、おもしろいことだ、ここへ持っていかなきゃならんように思いました。 そして、我が武生で今どの部門を一緒にして融合して計画しようが、まず第一にその意識を醸成することが大事だし、そしてもし直接手を出すとしたら、お年寄りにとっては今おっしゃったように、特に町中へ住むことは有利ですから、歩いて大抵のことは済むし、いろいろと従来投下されてきた資本も豊富ですし、店も今はまだ残っています。ですから、例えばの例ですけども、これからは公共住宅は町中へつくるとか、それから高齢者の住宅を町中へ集中していくとか、そういう実行方法ならあるけども、今の町屋をそのまま何らかの方法で保存していくこと、それから今若い人たちに直ちに町中へ住むようにっていうような方向は、これは時間をかけて町というものについての見直し、議員さんもいつもおっしゃってる、ある意味でコンパクトシティというか、歩いていける範囲で大抵のことが楽しめる、用が済む、そして人としょっちゅう交流できる、そういうような住まい方というものを見直す方向に話をしていくべきかな、そんなふうに考えているとこです。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 城戸茂夫君。 ◆(城戸茂夫君) 今、大変丁寧に答えていただきましたけども、イタリアの出張の成果といいますか、報告を聞いたのは、私実は今が初めてでありまして、そういうことであればなおのこと、今合併で13地区言うて回ったぐらいですから、町の中は3地区しかありませんので、本当にやはり市民に訴えるものがあれば、警鐘を鳴らすという意味でも、もっと積極的に三木市長の町中に対する思いというのをもっと伝えるべきじゃないかなと。 私は福井がこの間新聞に載っとりましたので、早速調べてみましたけども、小手先のと言うと福井市に大変失礼ですけども、苦しいながら本当によくやっておられるなと思いますけども、そういうことが果たして効果的かどうかということを含めまして、私は何も補助金を出せのということではありません。しかしながら、この建設部がやった空き家調査以来、11年にかかりましたから5年たって、今かなり進んでいます。これは事実です。このまま何もしないでもし放置した場合、あと5年たって、この11年の計画から10年たった後、もう見なくてもわかるぐらいもっとひどくなっていると思います。 市長は今そういうふうにおっしゃいましたけども、確実に今町の荒廃化が進んでいます。これは再生に向けてやはり市民が取り組むべきところと、そして行政でないとできないところというんですか、行政がしなきゃいけないところ、ここの分岐点といいますか、これをやっぱりしっかり見きわめて、行政はどういうことをしていかないかんのかなということを真剣に、今早急に論じるべきじゃないかなと。ましてや、今中心地において役所移転も論じられる中、決定的に町中が今空洞化しようとしています。これについて、行政がもし、もしでありませんね、行政がやらなきゃいけないことというのを、市長、もう一回認識がおありになるんであればおっしゃっていただきたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) お答えいたします。 合併については、私はこのままではそれぞれの都市がやっていけない、だから合併という方法で生き延びていこう、合併という方法で活路を見出していこうということがありますので、一生懸命説いて回っています。しかし、町中へ住もうということについて、私も今まで言ってきました。しかしながら、若い人たちを食いとめるだけの今は力がというよりも、アイデアが自分の中にありません。それから、商店に対しても今までいろいろ手を尽くしてきたし、いろいろやってきました。しかし、それでもやはり商店が抜けていくことについて、こういう方法ならやれるんだっていう次善の策を示せないわけです。町中へ住んでほしい、町中の崩壊を食いとめてほしいとは言えても、だからどうしろという方法が私まだ行き当たっていません。だから、さっき言いましたように、せめて今思いつくのは、市ができるとしたら、公営住宅を町中へむしろ持ってくるとか、それから高齢者の住宅を建てることに何らかの助成をするとか、そのようなことぐらいしか今思いつかないわけです。 あと期待することとしては、例えば私がよく聞く喫茶店なんかで、今は喫茶店はどこも皆寂れていますけれども、高齢者が集まる喫茶店だけは大変はやっていて、1日に何度もお年寄りが行く。それは、そこへ行くとお互い、高齢者同士が会えるから行くんだって言っていますから、そういう集まりの場、これは市がやるというよりも、今言ってる地域振興事業などでこれをしてほしいと思いますけども、そういう町中へ住むと人との交流があるし、知り合いやすい、会う場所がある、そういう方向へ持っていくのが一つかなと思いますけども、今言ったようなアイデアしか私も今ないわけです。そして、空き家調査した空き家が今廃屋どころか既になくなっているものがたくさんあるのも知っています。しかしながら、何とも、だからどうしろっていう方法が今のとこ思い浮かんでいないわけであります。 それから、8つのリーディングプロジェクト、これを出してくれた委員会に対しても、この中で本当に実現可能性のあるもの、そして本当に人々の流出を食いとめる、また再流入を促すものとなると、非常に策に詰まります。今わずかに聞いているのは、このようなことで刺激を受けたわずかな人たち、いわば物好きと言っちゃ失礼ですけども、そういう人たちが町中へ住むことで、ぽつぽつと帰ってきている人はいますけど、それはいわば特殊な人たちで、大多数の人たちの認識には至っていないわけです。 ですから、このことっていうのは、私はちょうど北信越市長会、その他でいろんな市長さんにも伺います。しかし、中規模以下の都市でこのことに成功している例を聞きません。それで、今彦根市だの七尾市だのいろんなとこをおっしゃいましたけども、これがただただお金を費やして、絵にかいたような町はできるでしょうけども、それにとどまるんじゃないかというおそれをむしろ持つくらいでありまして、武生市については今すぐにそれだけの費用を費やしてやるようなプランは、私の中には思い浮かんでいない状態です。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 城戸茂夫君。 ◆(城戸茂夫君) 今市長、まちなか再生のその手だてが見当たらないと。言い方を変えると、町中の沈没を容認されるような発言と。これは私は町中の人が何とか活路を見出してやろうとしても、これでは浮かばれないんでないかなと。そして、沈没していくのを容認されるんであれば、中心部の人が重い固定資産税を今担っているわけですから、そういうとこから税金取ったらあかんと思うんですね。やはりそれだったらもっと中心地の負担水準を考えるとか、中心地の人がこれからこういう荒廃にあえぐ中で、重い固定資産税を担うという責任の所在ちゅうのが不明確になるんでないかなというのが1つと。 それから、よそが一生懸命取り組んでいるところはまだ答えが出ておりません。もしそういうことで突破口を開いて、そういうとこから町が再生していくということになれば、これは大変いいことだと思いますので、取りかかっているところの結果を見ずに、もう何かどうせあかんやろうというような言い方はどうかなというふうに思います。 それから、せっかく800万円以上の予算を投資して、3つの部を挙げて調査をなさってきたわけですから、あきらめないで、僕はどういうんか、武生として町中の再生戦略を練る部署をもっときちんと明確にしていただいて、そして根強くやっていくと。それは市民が乗ってこないから、役所のやることは限界があるんだと言われてしまえばそれまでになってしまいます。しかし、私は町中を何とか食いとめるのには、やはり行政のすべきところと、市民が自力ではい上がる部分と両方が必要だと思ってますけども、今回は私も準備不足ということで、さらに自分なりに勉強して9月に備えたいと思いますけども、余りにも町中の荒廃化に対しての市長の御答弁というのは、町中に住む人は非常にがっかりされたんじゃないかなと思いますけど、もし私の聞き間違いがあれば修正していただきたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) 我々が何もしなかったかというと、我々も京町、蓬莱町に大変な努力を傾注してきました。そして、あれはよそから見れば成功例ですし、国からもそれなりの評価を受けました。しかし、議員自身もあれを今評価した表現は一つもなかった。つまり、行政的にあのようにしても、あれは失敗だとは言いません、ある程度の成功です。しかしながら、町中の再交流のとこまでいっていません。議員もそれは認めておられると思います。ですから、あのような手法がこれから有効だとは思えないわけです。やはりあんだけのものを市が力を入れて、国の力も入ってますけど、やったんなら、市民みんながあそこへやはり出歩かなきゃいかんと思います。 そして、町中の固定資産税ばっかり高いのどうしてくれるんだとおっしゃいますけども、町中から外へ出ていってのは、そこの固定資産税の高い方たちがわざわざ外へ出ていって、今の町になったわけであります。これは市の責任だとは私は思いません。やはり地元商店街、自分らの町をどうしようかっていう相談の方が大事なんで、それぞれが抜けていったわけです。大きな店がみんな抜けていってしまった。そして、残った店は残った店で大変苦労しておられるでしょうけれども、みずからがばらばらにしていったんじゃないかと思います。それを行政的手法でどうのこうの、やはり限界があって、そして成功例もほとんど私は見ていないので、非常に悲観的なことを私が言うのは、おっしゃるように市民に対していいことではないと思いますけども、やはり市民がもっと一人一人が町へ住むことについて見直すことが必要だと思います。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 城戸茂夫君。 ◆(城戸茂夫君) 市長は、町中というとすぐ商店街のイメージが先に浮かばれるのかわかりませんけども、私は今回は商店街とか、それから表通りのことを申し上げてるんでなしに、1本裏へ入った通りですね、ここの荒廃のことを今申し上げてます。そして、大きな予算を投じなくても、空洞化したところに自治体が市営住宅扱いで認めて、そして年寄り駆け込み110番という役を担ってもらうかわりに家賃を補助をすると。子供を抱えた若夫婦が町中の一軒家に住めるということで、非常に暗いところに子供の声がして、そしてお年寄りとの触れ合いがあると。そんなにお金を使わなくても、やってるところは、幾らでも効果を上げてるとこはあるんですね。やってないところは、やっぱりそういうことを言うべきじゃないと思います。 もう一つ、私は武生でも東地区の一つのある通りのことを言いますと、下水に関しても、31軒ある通りで、下水が3分の1しか完備してないとこがあります。3分の2が完備してないから調べてみますと、そこは空き家だったり、もうつぶしてたり、こういうようなところがふえてきますと、町中で下水道料金47%値上げをしまして、そして値上げ効果が、お客さんがなかったらゼロなんですね。だから、そういうところに施策を出して定住を図って、そしてかけた資本を回収するとか、そういうことで幾らも元取る方法はあると思いますし。 ただ、町の中の表通りだけに気をとられてますと、裏の方からどんどんどんどん今しみがふえてきまして、放置しとくと手がつけられんようになると。私はこの5年間の間にこんだけ拡大している空き家、それから廃屋、そして廃屋は最後にはつぶされて駐車場になると。こういうことが起きてきますと、もう後で取り返しがつかなくなってくるんじゃないかなという危機感を強く持ってます。武生市が方策がないということであれば、何とかそういう再生戦略をとっていただくために、これからも粘り強く頑張りたいと思ってますので、市長、またよろしくお願いしたいと思います。 以上で私の質問を終わります。 ○議長(玉川喜一郎君) 以上で城戸茂夫君の質問を終了いたします。 暫時休憩をいたします。 再開は午後2時30分にいたします。        休憩 午後2時08分        再開 午後2時30分 ○副議長(嵐等君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を継続します。 次に、発言順位3番、関利英子君。 関利英子君。 ◆(関利英子君) 関利英子でございます。長時間にわたり大変お疲れのところを申しわけございませんけれども、発言通告に従いまして一般質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 3月議会におきまして、私は高齢化に対する質問をいたしました。団塊の世代があと10年もすれば65歳になります。急速に高齢化が進むわけでございます。そうした中で、今武生市が取り組まなくてはならない重要な課題は、元気なお年寄りづくりだと思います。 そこで、まず第1点、武生市の高齢化率は何%になりましたかということと、それから10年後はどうなると見込まれていますかということをお聞きいたします。 ○副議長(嵐等君) 加藤福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(加藤進君) 高齢化率についてのお尋ねでございますが、平成16年4月1日現在で、人口は7万4,027人、うち高齢者人口は1万5,062人でございます。率に直しますと、20.35%となります。 10年後ということでございますが、第四次総合計画におきまして、平成27年では高齢化率が28%となることが予測されているとこでございます。 以上でございます。 ○副議長(嵐等君) 関利英子君。 ◆(関利英子君) そうなりますと、4人に1人以上がもう高齢者、もうほとんど、3人に1人近くがもう高齢者ということになります。 第2点目に質問いたしますけれども、この高齢者における要介護認定者の割合、これについて介護保険がスタートした平成12年度と、それから本年、16年度の数値をお示しいただきたいと思います。 ○副議長(嵐等君) 加藤福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(加藤進君) 平成12年4月1日施行時でございますが、高齢者人口が1万3,871人、うち要介護認定者は1,518人でございます。認定率が10.9%となっておりまして、これが平成16年4月1日におきます高齢者人口は1万5,062人、うち要介護認定者は2,438人で、16.2%というような状況になっております。
    ○副議長(嵐等君) 関利英子君。 ◆(関利英子君) 大変な上昇であります。このことは、御本人も生活が大変になりますけれども、その御本人を介護される御家族の方々、その方々の生活も深刻なそういう影響をもたらすわけでございます。 3点目に質問いたしますが、この要介護認定者の伸びの内訳を、介護度ごとにお示しいただきたいと思います。 ○副議長(嵐等君) 加藤福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(加藤進君) 介護保険スタート時の平成12年度と16年度の要介護認定者の増加の割合ということでございますけれども、要支援につきましては2.45倍、要介護度1につきましては1.92倍、要介護2につきましては1.37倍、要介護3につきましては1.34倍、要介護4につきましては4%の減でございまして、要介護5につきましては1.51倍というふうになっております。 ○副議長(嵐等君) 関利英子君。 ◆(関利英子君) パーセントで言いますとわかりやすいんですけれども、つまり要支援が145%、それから要介護度1が92%と、それに要支援とか要介護度1、この軽度の認定者が物すごく増大しているということになります。 4点目に質問いたしますけども、武生市の平成13年4月1日から平成16年3月末までの介護度の改善率、どのように改善されたかというところを簡単に説明していただきたいと思います。 ○副議長(嵐等君) 加藤福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(加藤進君) 介護度が下がった人につきまして、介護度別に御説明申し上げますが、要介護1につきましては5.5%、要介護2につきましては9.7%、要介護3につきましては11.4%、要介護4につきましては6.6%、要介護5につきましては7.1%でございまして、全体では6.6%となっております。 ○副議長(嵐等君) 関利英子君。 ◆(関利英子君) これでおわかりのように、まず第1点は、武生市が今まで遭遇したことのないような、そのような高齢社会がもうすぐやってくるというそのことが第1点わかりました。それから第2点目が、介護認定者が大幅にふえているということがわかります。それから第3点目が、ふえている要介護の方の中でも、軽度の認定者がふえているということ。そして4点目が、改善率がたった6.6%という悲惨な数字であるという、このことがわかります。 これを考え合わせてみますと、やはり今武生が早急に取り組まなくてはならないということは、高齢者に対して介護の手を差し伸べるのはもう当然ですけれども、それと同時にやらなくてはいけないことは、介護の手を差し伸べなくてもいい、そういう元気なお年寄りをつくるというこの方向に発想の転換をしていただく、そして介護度の改善の高い事業はどれなのであるかということを検討していただいて、そして早急に実行すること、このことが坂道を転げ落ちるようにどんどん悪くなっていくそういう前に、要介護の入り口におられるときに、つまり介護認定の軽いうちに改善に取り組むことが大切であるという、そういうことになります。それで、私は3月の議会でトレーニングマシンを使った介護予防の改善度の高いパワーリハビリというそういう運動を提案したわけでございます。 そのときに市長がおっしゃいましたのは、我々は元気アップ貯筋教室高齢者運動プログラムというのをやっておりますと言われまして、私に一度検討してくださいませんかと言われました。そっくり市長は私と同じ目的のためにやっておりますよと、そのようにおっしゃいましたね。今でもそれでよしと思われてるわけでございましょうか。 ○副議長(嵐等君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) お答えいたします。 我々は、今議員さんおっしゃいますような目的のために、3年前から「健康たけふ21」を広範に展開しています。その中で、この元気アップ貯筋教室もその一部として進めておりまして、これはいわゆるパワーリハビリというものよりもはるかにたくさんの人を対象にして進めることができますし、あれほどの設備費用も要りません。ですから、むしろ内容としてこれの方がすぐれていると私は信じています。 以上です。 ○副議長(嵐等君) 関利英子君。 ◆(関利英子君) それで、私は素直に早速5月13日に見させていただきに参りました。健康福祉センターに行ってまいりました。平成16年度の元気アップ貯筋教室の説明会がございまして、やはり定員50人で、石川県から北陸科学研究所というところの先生が来られてまして、優しく楽しく筋力をつける体操の指導をされておりました。参加者の皆さんも大変喜んでおられまして、これはこれで大変よいことであると、そのように実感いたしました。 そこで、ちょっとお聞きしたいのは、この元気アップ貯筋教室の参加されてる対象者、この方々は一体どのような方かということをお聞きしたいと思います。 ○副議長(嵐等君) 加藤福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(加藤進君) 元気アップ貯筋教室の対象者についてのお尋ねでございますが、広報等によりまして募集をいたしますわけですが、60歳から75歳までの男女各30人ずつ、計60人で6月から12月まで半年間にわたりまして週1日、計24回実施ですが、合同トレーニングを実施をいたします。これらに参加をできる方、それから効果測定のために最初と最終の検査に必ず参加できる方、そういった方を対象としております。 ○副議長(嵐等君) 関利英子君。 ◆(関利英子君) つまり、この元気アップ貯筋教室の対象者という方々は、要支援とか要介護の方々ではないということですね。つまり、ですから武生市のこの元気アップ貯筋教室というのは、要支援とか要介護になる前の段階のトレーニングっていうわけでございます。そのほかに元気アップ貯筋教室と在宅介護支援センターがいきいきふれあいの集いとか、またはつらつ教室とかいきいき教室などの健康づくりの事業をされてますけども、幾らの予算を計上しているのかということを聞きしたいと思います。 ○副議長(嵐等君) 加藤福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(加藤進君) ただいま議員が例示をされました元気アップ貯筋教室、いきいきふれあいの集い、はつらつ教室、そういったものを含めまして、介護予防事業といたしまして1,518万7,000円予算計上をしているとこでございます。 ○副議長(嵐等君) 関利英子君。 ◆(関利英子君) このいきいきふれあいの集いとかはつらつ教室なども、利用できるのは要支援、要介護認定者は省かれると、除かれると、そのようにしおりに書いてございますけれども、その点に対してはどのようにとらえたらよろしいのでしょうか。 ○副議長(嵐等君) 加藤福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(加藤進君) 元気アップ貯筋教室、それからはつらつ教室、これらにつきましては、教室の性質上、そういった要介護の認定者につきましては実行できませんけれども、今も出ましたいきいきふれあいの集い、そういった事業につきましては身近な集会所で開催しておりますので、希望された方につきましては参加をしていただいているとこでございます。 ○副議長(嵐等君) 関利英子君。 ◆(関利英子君) このしおりには、そのようには詳しくは載っておりませんけど、それでも少しの方はよろしいという、そのようなことになっているということというふうに理解いたします。 そのようになっているようですけれども、その割に改善率が6.6%しかないという。1,518万円の予算をつけていますけれども、それはやはり要支援、要介護認定者を改善するということを目的に立てられた予算ではないというふうに理解いたします。できたらその方々もという、その程度のように思われます。 というのは、現在の医療的リハビリには、老化とか痴呆に対するリハビリはまだないわけです。老人や痴呆の方は、リハビリの対象ですらなってないというのが、現在の医療的リハビリであるわけでございます。そう申しましても、私拝見させていただきまして、元気アップ貯筋教室、決してだめだと申し上げてるわけではございません。大変よいと思います。ですから、今後さらにたくさんの皆さんが参加できるようにしていただきたいので、まず中学校区、またいずれ小学校区にこのような介護予防サービスの拠点を設けていただき、ますます広げていただきたいと思います。お考えをお聞かせ願いたいと思います。 ○副議長(嵐等君) 加藤福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(加藤進君) ただいま話になっております元気アップ貯筋教室、これにつきましては市民の介護予防を図るということを目的といたしまして、平成15年度から17年度までの3カ年間の主な事業でございます。個人に応じた運動プログラムを作成いたしまして、この参加した方々、OBの方や、それから地域の運動普及推進、そういった方々が、先ほど来出てますいきいきふれあいの集い等の中で普及をしていく、そういったことを基本としております。したがって、このいきいきふれあいの集い、これにつきましては現在104カ所設けているわけですが、これを全地域に設けるべく今努力をしておりますので、小・中学校区のみならず、全地域に広がっていくということで御理解をいただけたらというふうに思います。 ○副議長(嵐等君) 関利英子君。 ◆(関利英子君) はい、理解いたしました。 さて、本題に戻ります。 国、県からの補助金の出る介護予防地域支え合い事業に、高齢者筋力向上トレーニング事業という項目がございます。これが、私が3月から申し上げている要支援とか要介護認定者の、つまり老化や痴呆の方のための予算であるわけでございます。武生市は、これに対して幾ら予算をつけていらっしゃるのか、それをお聞きしたいと思います。 ○副議長(嵐等君) 加藤福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(加藤進君) 今、議員の挙げられました事業でございますが、在宅福祉事業に係る高齢者筋力向上トレーニング事業ということを例示をされたわけですが、これにつきましては武生市としては予算計上しておりませんけれども、武生市におきましては、先ほど来御説明申し上げましたように、運動プログラム作成しまして全市的な介護予防に取り組むと、そういった事業を進めておりますので、これらの運動指導事業に予算計上をしているところでございます。 それから、介護予防のほか、生活支援とか家族介護支援事業、こういった含めた介護予防、地域支え合い事業全体では6,100万円の予算計上をしているところでございます。 ○副議長(嵐等君) 関利英子君。 ◆(関利英子君) 私が申し上げてる高齢者筋力向上トレーニング事業というのは、部長が先ほどからおっしゃってます、そのような「いきいきふれあいの集い」のような、そういう事業じゃなくて、やはり3月も申しましたように、パワーリハビリという名称にはなっておりますけども、そのように器具を使った、そのようにプログラムきちっとできたそういう事業に対する予算なわけです、国の決めてる予算というのは。この予算に対しては、やはり武生市は予算計上してないわけでございます。 この増大してる認定者の方々を対象に、車いすとかそれから電動ベッドとか歩行器とか、そういう福祉用具はたくさん用意されているわけでございますが、この介護度の改ざんを図ろうという数字目標のはっきりした計画的な、そういうリハビリは、武生市ではまだ取り組みはなされていません。ですから、武生市の改善率は6.6%という悲惨な数字になるのは当然だと思います。 私が提案させていただいているのは、要支援とか要介護認定者になってしまった方々が、このままほうっておいたらどんどん悪くなる。それを食いとめましょう。何とか介護度の改善を図りましょう。そのために、要支援とか要介護認定者を対象にきちっとしたプログラムを組んだ介護度改善事業、つまりパワーリハビリをやりましょうと、そのように申し上げているわけでございます。 このパワーリハビリの改善率というのは、85%なのであります。しかも、老化による活動低下のみでなくって、脳卒中とかパーキンソン病、痴呆の方々に対しても有効であるという、そういう結果が出ております。この点、いかがでしょうか。市長の見解をお伺いいたします。 ○副議長(嵐等君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) 武生市のやっておりますこの「元気アップ貯筋教室」とこの国のメニューにありますパワーリハビリ、かなり対象が違うものであります。我々がやっておるのは、大変幅広い人たちに対して筋力をつけよう、そして予防的な意味で介護度、介護に陥るのを防ごうという趣旨でやっております。そして、国のメニューにありますパワーリハビリの方は、もっと対象がうんと狭くて、要は濃厚なリハビリのやり方だと思います。これ、どちらもあった方がよろしいでしょうけども、我々は今、とりあえずできるだけ広く介護に陥る、または介護度が進むのを防ごうとしている事業でありまして、これ、直接比較はできないと思っております。 先ほど言いました介護度の改善率6.数%というのは、これは今言った貯筋教室だけを取り上げて言っているんではありません。ほかのいろんな事業の結果、全体としてこうなっている。これと、今筋力アップではなくてパワーリハビリか、パワーリハビリだけを数値で比較するのは、これは無理があると思っております。ですから、この改善率の差をもってこれのパワーアップの方がはるかにいいというわけにはいきません。そしてまた、対象人数が非常に限られて、しかも濃厚なリハビリをやろうというわけですから、比較するのが無理だと思っています。 ですから、我々としては当面、この「元気アップ貯筋教室」でもって対処していこうとしているわけです。 以上です。 ○副議長(嵐等君) 関利英子君。 ◆(関利英子君) 私は、比較してこっちがあれだからこっちをしようって、そう言ってるんじゃなくて、両方ともです。先ほど私申しましたように、各地域に広めていただきたい、それはそれでやっていただきたいと、そのように申し上げました。でも、ほったらかしになってる部分ですよ、問題は。要支援、要介護、そして2、3、4と5とあります。パーキンソンの方もいらっしゃる、痴呆の方もいらっしゃる。その方に対して、今現在のまだされていない、武生市でなされていない、その介護度改善、これをやっていきましょうと、そのように申し上げてるんです。ほったらかしにするわけにはいかないわけです。 次に、お聞きしたいのは、武生市の介護保険の16年度の予算は幾らになってるかということをちょっとお聞きいたします。 ○副議長(嵐等君) 加藤福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(加藤進君) 38億920万9,000円という形になっております。 ○副議長(嵐等君) 関利英子君。 ◆(関利英子君) つまり、特別会計の約4分の1近くを占めているという、そういうふうになります。武生市がこれからいまだ出会ったことのない高齢化社会に向かう、そういう中で介護とかそれから医療、またそういう社会保障制度を支えていく上にも、やはり元気なお年寄りが多い社会じゃなかったらやっていけない。介護保険っていうのは、福祉保健の問題でございますが、財政の問題として取り上げていかないと将来やっていけなくなる、そのように思いますが、いかがでしょうか。 ○副議長(嵐等君) 加藤福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(加藤進君) 先ほど来、事業の内容について御説明申し上げているところですが、できるだけ介護を受けないで済むように、早くから予防事業に取り組む、これが今の武生市の考え方で進めているところでございます。 ○副議長(嵐等君) 関利英子君。 ◆(関利英子君) 何回も申し上げてもちょっとなかなかわかっていただけないような感じがいたしますけれども、今のパワーリハビリ、県内でも4カ所やっております。行ってまいりました。やっぱり要支援とか要介護の方々に負担がかからず、大変に効果の上がる方法であるということを結果が出ているということで御報告受けました。 そして、富山市にも行ってまいりました。この富山市では、介護保険の現状とか課題をしっかりとこのように冊子にいたしまして把握いたしまして、どのようにしなくてはいけないかという、そのような手だてがきっちりと計画されておりました。パワーリハビリ事業の費用対効果もきちんと出されておりまして、どれだけ介護保険が助かるかという、そのような数も出ておりました。費用の節約が書かれております。出されておりました。その実施の根拠が明確に示されて、地域ケア体制も整えられておりました。施設入所者が住みなれた地域で暮らしたい、そのように希望する方々がたくさんいらっしゃる。そういう方々に対して、在宅復帰を支援したい。また、施設に入らないで済むような、そのようにしてあげたい。また、それが高齢者の御家族の介護負担の軽減になるということで、パワーリハビリを市を挙げて実施されておりました。 5月8日には、パワーリハビリテーションの全国大会がございまして、全国の自治体に富山市は呼びかけました。富山市で開催したわけでございますが、この全国大会、武生市にも連絡があったと思いますが、参加されましたでしょうか、お聞きします。 ○副議長(嵐等君) 加藤福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(加藤進君) ただいま御披露されました大会でございますが、介護保険施設入所者の在宅復帰を支援する目的について開催したものである、そんなふうに私どもは理解をいたしまして、在宅高齢者の介護予防事業としてとらえていなかったこともございまして、この大会には出席しておりません。ただ、市内の介護事業所におきまして、この大会に出席されたというふうにお聞きをしております。 ○副議長(嵐等君) 関利英子君。 ◆(関利英子君) そうです。市内の介護施設は行かれた方がおりました。私も行ってまいりました。「元気アップ貯筋教室」、私3月議会のときに、たしか福祉部長から言われました。議員さん、一度見に行ってくださいよと、そのように言われました。ですから、私は、確かに見もしないで判断してはいけないと思って参加したんです。ですから、しっかり自分の目で見させていただいました。ですから、担当部署も、私がパワーリハビリに対して、見もしないで判断するんじゃなくて、私が提案したパワーリハビリに対して、本当に武生市の将来を憂えておられるのでしたら、全国大会に見にいくぐらいの行動はとっていただきたかったと。 そして、私、残念ながら、このパワーリハビリのこの全国大会、あるの知りませんでした。私が富山に行ったときは、もう既に二、三日前に終わった日でした。本当に残念でした。だから、このことを御存じでしたら、私に行ってこいと言ってくださればよかったんです。そうすれば、私は喜んで行きます。ですから、本当に残念でした。もっと真剣に取り組んでいただきたかった。 パワーリハビリのさらにすばらしいことは、年配の方々の人生観が変わったということです。つまり、今まで施設とか家に閉じこもりがちで、もうあきらめていた、そういうお年寄りが、パワーリハビリに出会って、御自分の体がみるみる若返っていくっていう、治っていくっていう、そういう実感に大変に感動して、そして希望を見出して、そしてこのパワーリハビリを卒業した方が、次は私がボランティアで要介護の人をこのパワーリハビリのその運動に参加されるときにお手伝いをしたい、そのように育ってらっしゃる。ボランティアをしたいという、そのように育ってらっしゃる、このことが要介護度の改善とともに大変にすばらしい成果であると私は感動いたしました。 確かに電動ベッドとか車いすの必要な方もいらっしゃいます。当然それらの方々には十分に介護をしてさしあげなければなりません。しかし、できるなら地域や家族の状況が整っているのなら、住みなれた地域、我が家で老後送らせてさしあげたい、そう思うのであります。 富山市の市長は、それを思われて、このパワーリハビリに取り組まれているわけでございます。 市長、もう一度お聞きしますけれども、武生市の職員っていうのは立派です。優秀です。ですから、市長がやろうと言えば、こんな、すぐにでもこういうプログラムぐらいつくれます。しかし、市長がやろうと言わなければ動けません。ですから、本当に「元気アップ貯筋教室」の実施は当然していただきたい。それと一緒に、同時にこの介護度の改善のパワーリハビリの導入もぜひとも進めていただきたい、そのように思います。ちょっと時間がございませんが、お答えを願いたいと思います。 ○副議長(嵐等君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) お答えをいたします。 私どもとしては、より広範に元気な老後を送れるためのやり方として「元気アップ貯筋教室」を展開しておりますけども、既に介護に陥った人の改善ということでは、確かに今お伺いしているとこのパワーリハビリ、大変効果があるということであります。我々として、もちろん財政上の問題がありますけども、十分に検討をさせていただきます。 以上です。 ○副議長(嵐等君) 関利英子君。 ◆(関利英子君) どうぞよろしくお願いいたします。 次に、文化芸術について質問いたします。 この不景気に何が文化芸術かと、そういう批判をされる方もいらっしゃいますかもしれませんけれども、ちょっと時間がございませんが、これ、アメリカのことでちょっとまた皆さん何だとおっしゃるかもしれませんけれども、70年前のニューディール政策、この70年前、大恐慌でした、アメリカ。マイナス30%の成長。町じゅうに失業者があふれていたと。そのときにルーズベルト大統領が、この文化芸術で100日間闘争というのを行いました。それで、アメリカは物すごい、ニューヨークですけれども世界一の芸術の都となり、もうその外貨の稼ぎのトップはもう芸術産業になったわけです。これはなぜかといいますと、人々がこの文化芸術によって勇気をもらったんです。長期的に経済を支えることになっていったという、それに文化芸術というのはすばらしい力があるという、そういう意味でございます。 確かに文化芸術というのは、個人的な趣味であるとかぜいたく品だという、そのようにみなされてきました。しかし、近年心の豊かさを求めるという、そういう意識が高まる中で、人生に楽しみと潤いをもたらすものとして文化芸術に対する関心が物すごく高まっております。 今、文明の利器でインターネットによるやりとりの会話で、会話にはなってはおりませんけれども、記号とかそういう文字で会話がなされてて、人と人とのコミュニケーションがつくれない、そういう子供たち。とんでもない誤解が生じ、先日小学校6年生の痛ましい事件が起きてしまいました。最近のテレビやそういう映画、ビデオなどもバーチャル、そういうバーチャルが大変多く使われております。このようにITの仮想現実にいや応なく巻き込まれていく、そういう現代の子供たちに、やはり今こそ本物の文化芸術が生み出す、身も心も揺さぶられるような、そういう感動、そういう感動を子供たちに味わわせてあげたい、そのように思います。それに対していかが思われますでしょうか。教育長お願いします。 ○副議長(嵐等君) 眞目教育長。 ◎教育長(眞目秀昭君) 議員のおっしゃるとおりと私も認識しております。 以上です。 ○副議長(嵐等君) 関利英子君。 ◆(関利英子君) 結構です。時間ございませんから。 2001年11月の文化芸術振興基本法が成立いたしました。これによって、文化芸術振興のための予算が飛躍的に増加いたしました。これまでは多くの芸術家は、研究や発表をする際、資金面で大変な苦労をしてきたと、そのようにお聞きしております。しかし、文化芸術振興基本法が成立したことによって、研究や発表する際の助成制度ができたわけでございます。これは、芸術家の皆さん、大変喜ばれていると思いますが、この助成制度について武生市の文化芸術機関の関係者には周知徹底されているでしょうか、お聞きいたします。 ○副議長(嵐等君) 関本教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(関本邦夫君) これは、周知徹底されているというふうに思っております。 ○副議長(嵐等君) 関利英子君。 ◆(関利英子君) どれくらいの方が、どれくらいの団体が利用されているのか、おわかりになりましたらお願いいたします。 ○副議長(嵐等君) 関本教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(関本邦夫君) ちょっと団体の数につきましては、今ちょっと掌握しておりません。 ○副議長(嵐等君) 関利英子君。 ◆(関利英子君) ある方にお聞きいたしましたら、知らなかったという人がほとんどでございました。せっかくの助成制度です。ぜひ利用していただきたい。そして、武生市の文化団体とか個人の方々が本当に思う存分文化芸術の活動がしていただけるようにお願いしたいと思います。これは要望しておきます。周知徹底をよろしくお願いいたします。 それからまた、文化芸術振興基本法が成立したことによって、子供たちに本物の芸術に触れさせる教育の提供ということで、子供の文化芸術体験活動推進に関する予算が51億7,000万円とこの文化芸術振興基本法が成立する前の約3.5倍に拡充されました。これ、武生市は、子供たちの本物の芸術に触れさせる教育に対してどのように取り組まれているか。武生市で取り組んでいる事業を教えていただきたいと思います。 ○副議長(嵐等君) 関本教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(関本邦夫君) 武生市としまして独自に取り組んでいる事業としましては、各学校での鑑賞会や市文化センターでの団体鑑賞、あるいは自主文化事業の劇団四季の公演、国際音楽祭の訪問事業や公会堂記念館での特別企画展、その他武生市文化協議会加盟団体等が文化センターにおいて行っていただいている各種発表会がございます。 以上です。 ○副議長(嵐等君) 関利英子君。 ◆(関利英子君) 中学生団体鑑賞、これは教育研究会の視聴覚情報部会が企画をされております。毎年、これ同じ劇団だとお聞きしておりますけれども、その理由をお聞かせ願いたいと思います。 ○副議長(嵐等君) 関本教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(関本邦夫君) 中学校の団体鑑賞につきましては、文化センターの自主事業としまして実施しておりまして、予算的な面もありまして、毎年お願いをしている同じようなところにお願いをしているというふうに聞いておりますが、毎年、単年度の契約を行っておりますので、不都合があれば変更することも可能でございます。 ○副議長(嵐等君) 関利英子君。 ◆(関利英子君) 子供たちの鑑賞された感想というのは、多分翌日あたりに学校に提出するようになってると思うんですけども、その感想は文化課では掌握されていますでしょうか。 ○副議長(嵐等君) 関本教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(関本邦夫君) 子供たちの感想としましては、昨年は「モモと時間どろぼう」というのは大変好評でございました。ことしの「青い図書カード」につきましては、内容の高い演目であったというふうに聞いております。 ○副議長(嵐等君) 関利英子君。 ◆(関利英子君) 私がお聞きしているところでは、やはりその実態というのは文化課の掌握されてるのとは随分かけ離れているようにお聞きしておりますけれども、本当に子供たちが感動し、喜び、そして人生を考える機会となるような、そういう本物に触れさせてあげていただきたい、そのように思います。 子供たちに本物のそういう真実と感動が必須の栄養分であるということは言うまでもないと思います。どうかそのところをしっかりとよくお考えになって、演劇の内容に対して文化センターにアドバイスをしっかりとお願いしたいと思います。 その文化事業補助金に1,071万円の補助金がついておりますけども、その中に文化協議会の「あそぼう・まなぼう」という事業がございます。これは、子供たちの本物の芸術に触れさせる教育の提供の一つだと思いますが、これに対しての補助金は幾ら出されているのでしょうか。 ○副議長(嵐等君) 関本教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(関本邦夫君) 市からの補助金は、10万円でございます。 ○副議長(嵐等君) 関利英子君。 ◆(関利英子君) 昨年開催されてるところ、私もそっと見させていただきました。雨が降ってる中で大変なたくさんの親子が参加されておりました。家久の浄化センターと文化センターの間をバス、それもバスをチャーターして、そしてもう盛大な催しでございました。メダカ協会の賛助をいただいてメダカのプレゼントがあったり、そしてもちつきとか、それからパン焼きとかペットボトルのロケット飛ばしとか、いろんなことをされておりました。そして、子供たちに生き物の大切さとか、そして環境の大切さとか、そういうことを教えられて、そして文化センターでは、その文協の皆さんがいろんな楽器を演奏してくださって、子供たちに聞かせていらっしゃいました。本当にこの本物の芸術に触れさせたいというそういう思いを一生懸命文協の方々が実行されて、実践されておりました。 これに対して10万円の補助、これでは本当に足りないのではないかって、そのように思いますので、これ、もう少し予算をふやすことはできないかっていうことをちょっとお聞きしたいと思います。 ○副議長(嵐等君) 関本教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(関本邦夫君) 補助額につきましては、補助要綱に基づき今後とも努力をさせていただきます。 ○副議長(嵐等君) 関利英子君。 ◆(関利英子君) 先ほどから本物の芸術、本物の芸術と、そのように私たちやっておりますとそのようにおっしゃってましたけれども、これ、国の言っている本物の芸術っていうのはちょっと違いまして、文化芸術振興基本法第27条に……ちょっと済みません、今のちょっと間違えました。これ、違いまして、これ、助成金、国が考えてるのは、学校での本物の舞台芸術体験事業など6事業を考えているわけでございます。これ、子供たちがより身近に本物の舞台芸術に直接触れる機会を提供しようというのが、本物のこの舞台芸術体験事業でございます。ですから、武生市の独自にやってらっしゃるのは、ちょっとこれは違います。予算もいただいてないと思います。これには、小・中、高校の体育館などで行う学校公演と、それから文化センターみたいなとこで行う公立施設公演とがございます。合唱とかオーケストラ、演劇、文楽、能楽、オペラ、歌舞伎という、そういう演目が用意されておりまして、これ、いずれも鑑賞料は無料になっております。 武生市の先ほど言われましたいろんな事業は、子供たちから鑑賞料を500円なり、また700円なりいただいているはずでございます。武生市では、こういった事業、この国の示しておりますこの事業に対して取り組まれたことがあるのかどうかをお聞きしたいと思います。 ○副議長(嵐等君) 関本教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(関本邦夫君) 取り組んだかどうかっていうのは、私の知ってる範囲ではちょっとわかりませんが、今後はそういうものにつきましても取り組んでいきたいと思っております。 ○副議長(嵐等君) 関利英子君。 ◆(関利英子君) 本当に子供たちというのは宝でございます。ですから、子供たちのことが二の次、三の次とならないように、しっかりと取り組んでいただきたい。しっかりと手を挙げていただきたい。国では、多分何回もこの事業はありますよという、そういう公募をされていると思いますので、どうかしっかりと手を挙げていただいて、本物の文化に、本物の芸術に触れさせてあげていただきたい、そのように思いますので、よろしくお願いいたします。 では、それから次に、文化芸術基本法第27条です。国は国民に身近な文化芸術活動の場の充実を図るため、各地域における文化施設、学校施設、社会教育施設等を容易に利用できるようにするための措置、その他の必要な施設を講ずるものとすることとあり、第4条と最後の第35条には、このことに対する地方公共団体の義務が定められています。この第27条、第4条、第35条をもとに質問いたします。 武生市の教育方策に、ふるさとギャラリー叔羅を芸術文化活動の発表の場として市民に開放すると、そのようにございます。しかし、ほかに適当なギャラリーがないため、市民の皆さんが叔羅で展覧会の予約をとるのは至難の業だそうでございます。これ、展覧会の季節になりますと、大変な思いをされているようでございます。これに対して、何か手だてをお考えでしょうか。もしもありましたら、お知らせ願いたいと思います。 ○副議長(嵐等君) 関本教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(関本邦夫君) ふるさとギャラリー叔羅の利用申し込みにつきましては、4月の広報でも御周知をさせていただきましたとおり、来月から利用申し込み期間が重複する場合には抽せん方式にて対応させていただきます。また、その代替施設としましては、公会堂記念館の利用もお願いをしてるところです。 ○副議長(嵐等君) 関利英子君。 ◆(関利英子君) 今ほど抽せんというお話をされました。また、公会堂の利用をというふうにおっしゃりましたけど、公会堂の利用は本当に駐車場がなくて大変な思いをされております。もう時間ございませんね。今、文協が50周年ということで公会堂で展示会を開催いたしますけれども、これは本当に駐車場がないんで、近くの駐車場を借りて、そして1時間無料の駐車券を出してっていう、そのようにしてまで確保しないとできないという、そういう状況でございます。 文化芸術活動の場が本当に実際足りないわけでございます。武生市教育方針には、文化センターを初め文化施設の施設整備に努めると、そのようにございます。今国会で、先ほどからもお話にありましたけども、新図書館建設が凍結解除になりまして、そして今後基本設計に基づいて実施設計に入ると、そのように発表されました。これで、一段と文化拠点が整備されるわけでございます。新図書館こそ、この文化ゾーンの中心的存在としての機能を備えていただきたいなと、そのように思います。この図書館、既に基本設計がもうでき上がってしまっていますけれども、市民の皆さんが利用できるようなギャラリー的な空間も備えていただくことは可能であるかどうかということをお聞きいたします。 ○副議長(嵐等君) 関本教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(関本邦夫君) 新図書館の中に市民が活用できる展示コーナーを考えております。 ○副議長(嵐等君) 関利英子君。 ◆(関利英子君) ぜひとも文化都市武生にふさわしい、そういう文化の中心拠点となり得る、そういう図書館の建設を要望いたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。 ○副議長(嵐等君) 以上で関利英子君の質問を終了いたします。 次に、発言順位4番、中西眞三君。 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 通告に従いまして一般質問をさせていただきます。中西眞三です。よろしくお願い申し上げます。 まず、武生市内の全産業の経営、現状をどのように認識されておられるのか、市長にお答えいただきたいというふうに思います。
    ○副議長(嵐等君) 服部産業経済部長。 ◎産業経済部長(服部秀一君) 景気動向等についての御質問かと思いますので。 これ、先月日銀の福井事務所が発表しているんですが、県内の経済クオータリーによりますと、公共投資が減少傾向にあるものの、輸出生産が増勢を持続、個人消費については一部持ち直しの兆し、設備投資も前年を上回る、全体として緩やかながら着実に回復してる、先行きにつきましては企業間格差の拡大を伴いつつ回復傾向を続けるというような発表があります。 一方、武生商工会議所の景況調査によりますと、回復傾向にあるというものの、中小企業や地方経済に十分波及してない、問題点としては売り上げ不振、単価の低下、競争激化などが上げられております。 いずれにいたしましても、回復傾向にあるというものの、経営の実態は非常に厳しいものがあるというふうに認識をいたしておるところでございます。 ○副議長(嵐等君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 緩やかな回復という途中でございますけども、産業構造についてお尋ねしたいと思うんですが、武生の産業構造、どのような形になっているのか。また、その産業のすそ野の広がりといったものについてどのように認識されとられるのかお尋ねしたいというふうに思います。 ○副議長(嵐等君) 服部産業経済部長。 ◎産業経済部長(服部秀一君) 産業構造でございますが、これはもう御承知かと思いますが、武生市は製造品の出荷額では県全体の2割を占めるトップクラスの工業都市というのが特徴でございまして、第2次産業に従事する就業者の割合が、これは鯖江に次いで2番目に高い位置になっております。 分類別で見ますと、電子デバイスですか、電気機械、それから一般輸送機械、衣服、小良品、プラスチックなどが主なものでございまして、これは誘致企業を初め、今までは産業構造は幅広い分野にわたっておるというふうなことで、構造不況には比較的強いと言われてきたところでございます。 また、女性労働力を非常に必要とする企業が多うございまして、就業率も全国ではトップクラスにあるというふうな状況でございます。 それから、誘致企業の企業活動に関連した企業も非常に多うございまして、今日でもまた関連企業の立地等の動きもありまして、部分的ではありますけれども、すそ野の広がりを見せる分野も出てきているというふうに思っております。 こうした動きに対しまして、私どもとしては迅速に対応をしていきたいというふうに思っておるところでございます。 ○副議長(嵐等君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 確かに大手企業さんの誘致企業の関連企業が徐々に産業のすそ野として武生に広がりつつ、現状は私も認識しております。その中において、産業別構造、特に事業所の方の就業状況を見ますと、第一次産業が農業、林業、漁業ですが、これが3.1%で1,744人、第2次産業が、工業、建設業、製造業ですが、これが48.8%、人数でいくと1万9,470人。また、第3次産業が48.1%、人口比でいくと1万9,169人と。全国対比で見ますと、2次産業が大変製造業中心として武生は非常に伸びておりまして、第3次産業が非常に低いというふうな全国対比があろうかというふうに思っております。つまり、2.5次産業といいますか、3次産業等についてやはり強化していかないかん分野かなというふうに思います。 その中で、例えば今議会において、6月補正の中で計上されております情報化推進費、また電算委託料、また電算業務の統合整備等、こういった業務があるわけでございますが、せっかく武生に大きな企業があり、そしてその大手の企業の中に大変すばらしい電算業務のまたシステムを構築されるSEさん等がおられる企業がたくさんあるわけですね。こういった企業に、やはりその業務を地場企業としてお互いに手をとって、また連携し合って開発また研究する、こういった形での武生市の行政上のまた事業を委託する、また一緒に新しい分野として進出するというふうな展開をしてみたらいかがかなと思いますが、この点いかがでしょうか。 ○副議長(嵐等君) 山岸総務部長。 ◎総務部長(山岸文男君) 今の議員さんの御質問で、具体的に補正予算の中に出ておりました電算関係の質問がございましたので、それに関してちょっとお答えしたいんですが、今回の予算の中にありますものは、これは丹南広域組合で既に処理されておる業務でありまして、限られたライセンスの関係上から現在この広域組合に委託している企業ということでございますので、この点御承知いただきたいと思います。 ○副議長(嵐等君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 例えばで言ったわけで、確かにソフト管理の関係もあるかと思いますけども、やはりせっかく大企業があって、その中においてすばらしい職員がいて、すばらしい技術、すばらしい職員能力を持った方もおられる。その方とやはり行政が一体化して、武生の地場企業としてその企業に新分野の進出、または新規産業に入ってもらう、加入してもらうというような形で地場企業を新たに創設する、こういった働きかけをやはりしていく、武生市としてもしておくべきじゃないかなというふうに思って今の御質問をしたわけでございます。 ですから、今回はたまたま電算化の予算を例として挙げたわけですけども、今後の方針としてそういう導入されるお考えはありますかどうか、ちょっとお尋ねしたいと思います。 ○副議長(嵐等君) 服部産業経済部長。 ◎産業経済部長(服部秀一君) 市の業務を委託するとか、そういったことにつきましては、これはなかなか難しい面もあると思いますが、情報等の交換等によってそういう事業が創出されることは今後考えられると思います。 ○副議長(嵐等君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 考えられるっちゅうか、今まで相談したこともないみたいなんですね。実際、やはり業務として、武生はこういう業務があるんだ、こういう事業を展開するんだといったことで、そういった情報をやはり持っている企業に相談しながら、新たな地場産業の育成もしくはその企業の新しい分野の企業進出、また武生にとってもそれは人材の育成または技術の育成といった形で結びつくわけでございますし、単純に大手の企業に、ソフト会社に委託しても、ただ単にお金が東京なり本社のあるところへ流出してしまって何にも地元には残らないという形になるわけです。こういったお金が、もう何十億円というふうに投入されてきてるわけなんです。そういった意味において、ぜひ今後、産業育成、促進という展開からも大手企業との情報交換の中で促進を考えていただきたいなというふうに思います。これは要望にします。 また、外国人が産業の育成の中で労働力確保ということで、平成11年は総数が1,780人だったのが、本年は2,800人を超えました。特にブラジル人の方が、平成11年、1,079人だったのが、本年は1,750人、61%以上の増加率ということでふえてきておられます。外国人の労働力に大きく武生は依存してきているわけですが、外国人労働者の方に行政サービスを必要に応じて拡充はされているのはお聞きしているわけでございますが、この外国人に対しての納税意識の向上と滞納の防止、さらに人材派遣会社に対しての納税手続の協力依頼等はどのようにされておられるのか、また対策についてあればお尋ねしたいと思います。 ○副議長(嵐等君) 真木財政部長。 ◎財政部長(真木成元君) 外国人に対しましては、本年1月から外国人市税納付相談員を採用いたしまして、窓口での対応とか、あるいは訪問徴収時の通訳とか、電話催告なんかを行っておりますし、また派遣会社とか雇用会社につきましても、納税の方法とか必要性について随時説明をお願いしております。 今後とも、いろんな方法によりまして納税意識の高揚と滞納防止に努めてまいりたいと考えております。 ○副議長(嵐等君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) その点もよろしくお願いしたいというふうに思います。 武生の場合には、誘致企業は本当に頑張っていただいておりまして、その企業らの方を中心に、先ほど部長からの御答弁ありましたように、女性の就業率も非常に高い。また、過去10年間の成長力を見ても、非常に武生は高く、製造品出荷高も全国の平均ポイントをかなり大きく上回っているというふうな状況にあるわけでございますが、産業を取り巻く環境の変化っちゅうのは、冒頭に部長からもありましたが、大変厳しい競争社会に入ってきております。また、ライフスタイルの変化など、心の安らぎとか潤い、こういったものを求めるような形の中で、価値観の多様化とか、またさまざまな転換を現在迎えてるわけでございます。 ただ、そういう状況において、従来の護送船団方式による保護や育成、またやる気のある、また元気のある、能力のある中小企業等を支援するさまざまな諸政策がやはり必要でないかなあというふうに感じております。そういった中において、武生市としても明確な方向性、産業界と行政、大学などの連携、それぞれの役割分担、また新たな産業支援策また活性策が求められているんではないかなと、そういう時期に来てるのでないかなという気がいたしますので、この点どういうふうに認識されておられるのかお尋ねしたいと思います。 ○副議長(嵐等君) 服部産業経済部長。 ◎産業経済部長(服部秀一君) 新たな産業振興策についての御質問だと思います。これらにつきましては、県の方では「福井元気宣言」の中でも施策が出てまいっております。当然、国の方でも出てまいっておりまして、創造的事業活動促進事業というのがあるわけでございます。これは、比較的大きい操業とか研究開発をする場合には対象になるわけでございますけれども、これらのほかに規模の小さいものにつきましては、市の方で、これは2年ほど前からですけれども、新事業創出活動等支援事業という補助制度を、支援制度をつくって企業の方々に呼びかけているわけでございまして、そういったことの中で、今後の新しい産業に対する支援制度のあり方等についても方向づけをしていきたいということで、今制度をつくっておるところでございます。 ○副議長(嵐等君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 一日も早い制度づくりを実施していただいて、一般の中小企業の皆さんに、その制度を活用していただけるようなものをおつくりいただきたいというふうに思っております。 ところで、行政の政策、今ほど部長もちょっと言われておりますけども、過去においていろいろと話題になりました、会社名を申し上げるのは何かと思いますけど、わかりやすく言うためにちょっとお尋ねしますが、武生松下電器さんの事業を継承されたモーター製造のTOPさん、先般新聞にも出ておりましたが、売上高が当初試算を大きく上回って、行政が大変好調になったと、来春新たな雇用が創設されるというふうなことを西川知事に説明、報告をされた旨の記事が出ておりました。我々もその当時大変心配してTOP企業を応援した者として大変喜ばしい限りでございますけども、これはもう社長以下全社員が一丸となって事業に取り組まれたからこういう成果になってきたんじゃないかなというふうに思いますけども、武生としてこの企業にどのような支援をされたのか、差し支えない範囲内でお尋ねしたいと思います。 ○副議長(嵐等君) 服部産業経済部長。 ◎産業経済部長(服部秀一君) 去年の秋でございましたか、の武生松下電器の会社清算の報告を受けまして、直ちに私どもといたしましては、市長の方からまず県の方に支援を要請をしてまいりました。その後、関係機関の方々で再就職支援対策会議というのを、これ9月に設置をいたしまして、特に従業員の対策の支援策等について協議をし、進めてまいりました。その後、ことしの1月にTOPという会社が設立になったわけでございますが、これらにつきましては、役員の予定の方々といろいろ協議をする中で、県の融資制度の活用とか、あるいは原子力発電施設の電気料金の給付金制度があるわけですけれども、そういったものの申請等でいろいろ相談に応じて指導を行って支援をしてきたところでございます。 ○副議長(嵐等君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) さまざまな支援をしていただいたっちゅうことで、県と一丸となってやっていただいたことは感謝申し上げたいと思うんですが、今後TOPさんに対してどのような支援をしていきたいというふうにお考えになっておられるのか。一生懸命やるということ、また多くの支援のおかげで会社を軌道に乗せることができた。これからも海外産に負けない物づくりをしたい旨の社長のお言葉も記事に載っていたかと思いますので、企業としても期待されてるのかなというふうに思いますので、支障のない範囲内で、今後どのような支援をされていくのか、お尋ねしたいと思います。 ○副議長(嵐等君) 服部産業経済部長。 ◎産業経済部長(服部秀一君) この件につきましては、これは会社の方からの要請がまずないことには、私といたしましても対応ができないわけでございまして、先ほど申し上げました支援制度等を活用いたしまして、いつでも相談に乗っていきたいというふうに思っておるところでございます。 ○副議長(嵐等君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 今、部長の答弁の中に、申し出がないとというお話がありました。これは、別にTOPさんでなくて大企業、中小企業すべてなんですけども、申し出がないと武生市も動かないんですよ。これが現実なんですよ。やはり、こういう厳しい状況、冒頭の方にやや緩やかな回復をしてきたという状況において、申し出があるようなんを待ってるような行政では全然だめです。やはり、積極的にその企業、その企業の状況を情報交換の中でやはり必要だなといったことに対して、やはり門戸を広げておいて、そして情報交換の中で積極果敢に国の制度、県の制度、市の制度、また新たな制度が必要であればそういった制度を働きかけていく、これが本来の仕事じゃないかなと思いますので、この点もう一度お尋ねしたいと思います。 ○副議長(嵐等君) 服部産業経済部長。 ◎産業経済部長(服部秀一君) ちょっと舌足らずな点がございました。 私どもの支援制度等につきましては、商工会議所その他でいろいろPRもいたしておりますし、そういった中で具体的に要請があった場合にというふうに御理解をいただきたいと思うんです。 ○副議長(嵐等君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 今、TOPさんのお話があったわけですけれども、武生の誘致企業、すばらしい企業がたくさんあります。大変この厳しい競争時代において、ボーダレスの社会において頑張っている企業です。こういったものの武生の、ある意味では産業界の財産なんですね。武生の財産なんです。そういった意味において、武生はそのTOPさん以外の企業に対してもさまざまな支援をしていただきたいなと思いますが、具体的な支援策があればお尋ねしたいというふうに思います。 ○副議長(嵐等君) 服部産業経済部長。 ◎産業経済部長(服部秀一君) 私どもといたしましては、まず国や県のいろんな支援制度もございます。特に武生から南の方になるわけですけれども、これは田園地域というふうなことで企業立地促進事業補助金というのが、これはほかの地区と比べますと非常に有利な助成金があるわけでございますけれども、そういったもののPR、それから県の立地奨励金、さらには市のまた立地奨励金制度もございますのでそういったものをPRしながら増設等については要請をしていきたいというふうに思っておりますし、またPRもしていきたいということでございます。 ○副議長(嵐等君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) よろしくお願いしたいと思います。 ここで、2番目に説明しようと思っていた「刃物の郷づくりビジョン」について、関連がありますので、関連がありますので中に入れまして質問を続けさせていただきます。 私は、平成14年6月の定例議会におきまして、平成12年3月に策定された「刃物の郷づくりビジョン」、これについて質問をさせていただきました。その後、この「刃物の郷づくりビジョン」、進捗状況はどのようになっておられますか、お尋ねしたいと思います。 ○副議長(嵐等君) 服部産業経済部長。 ◎産業経済部長(服部秀一君) 進捗状況についてのお尋ねでございますが、これは前回のときもちょっと申し上げましたけれども、拠点地区が3カ所になっているということが1つございまして、3カ所と一遍に整備するというようなことは当然できませんし、また業界としての合意形成も難しいと。施設整備については、いろいろ要請はあるわけでございますけれども、そういったところがまだ合意形成を得ていないのが1つ。 それから、県の助成制度の採択要件等もございまして、当然業界の方々にも負担をしていただくという面もあります。それに対応していただけるかという課題もございまして、現在のところ施設整備等については合意形成に至ってないのが現状でございます。 ○副議長(嵐等君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) ここに「刃物の郷づくりビジョン」、これ、平成12年に策定されたものでございますが、今部長から御答弁あった、その平成14年6月にも同じような内容の御答弁があったわけですね。あれから2年たってるわけですね。全く同じような御答弁。この産業、「刃物の郷づくりビジョン」そのものが、全く進捗してないんでないか。問題は、合意形成の問題、また負担金の問題とかさまざまな問題があるということは言っておられますけども、そうであれば、この見本、このビジョンづくりを、ビジョンをやっぱり見直しする、今度どうするのか、こういったものを考えなきゃいかんのでないかなあというふうに思います。 その中に、ここにサブタイトルで、武生市工芸の里整備基本計画とも書いてあるわけなんですね。あるいは、私は武生の町の中、工芸に関して非常に今にぎやかになってきております。そういった意味においては、工芸の里整備基本見直しっていうことで、これ、根本的なビジョンをここにおいてきちっと見直しされるべきに来ているんじゃないかなと。 もう一度言いますよ。工芸の里整備基本計画って書いてあるわけですから、工芸の里整備っていう形で、武生にはいろんな工芸があります。今にぎやかになってきております。特に今回、ちょっとPRするわけじゃないですが、6月19日から6月20日、武生の体育館を活用いたしまして「ものづくりの町・武生2004年」ということで、「技の宴」、ここにおいて越前府中時代箪笥、越前打刃物、越前和紙、越前漆器、越前焼と、この展示即売会も含めた武生のプロ集団、職人集団が今活躍をしようと、また頑張ろうという形でこういうふうな催しを去年もおととしもやってはいるわけですけども、こういう結束して元気にやろうっていうのは、私は初めてかなというふうに、今までやってきておられますけども、これだけ元気が感じ取られるのはことしからかなというふうな気がいたします。 こういった意味における、工芸の里基本計画を見直しされたらいかがかなと思うんですが、お考えがあればお尋ねしたいと思います。できたら、これ、市長から御答弁いただきたいと思います。 ○副議長(嵐等君) 服部産業経済部長。 ◎産業経済部長(服部秀一君) 私の方からちょっとお答えをさせていただきます。 見直しの気持ち、意向ということでございますが、当然そういう方向になっていかなければならないというふうに思っております。ただ、今、業界の方の事情もあるわけでございます。特に、刃物業界は、ことしは全国刃物サミットをこの秋開催をする、また木工関係につきましては、越前指物組合というようなことで伝統的工芸品の指定の産業に入っておりまして、そういったところでめどが立った時点で協議をして見直しをしていきたいというふうに思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。 ○副議長(嵐等君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) まず、その点もぜひ皆さんと御相談をされながら、元気のあるうちに見直し、または計画策定していただいて、具体的なビジョンをつくっていただいて実施していただきたい。そして、元気な「ものづくりまち・武生」と、ここのタイトルありますけども、このようなまちづくりをしていただきたいなというふうに思うんですが、市長、この件に関して何かあればお聞かせください。 ○副議長(嵐等君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) 木工にしろ打刃物にしろ、以前より少し動きが見えます。しかしながら、まだこのビジョンをつくり直すっていうところまでは、いっているようには私は思えません。 以上です。 ○副議長(嵐等君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) いずれにしましても、福井県における武生は、工業出荷高1位、これを維持、発展しています。そういった企業に対して武生市の多くの家族っていいますか、従業員が雇用され、その家族は安定した所得を保証され、そして武生市には高額な、企業にとってみれば法人事業税、そこで働く人にとってみれば市民税、また固定資産税とかさまざまな税金を払っているわけでございます。それで、ここにいる皆さんも、また市の職員の皆さんも、また行政サービスもそれで運営されているわけでございます。 また、違った面では、武生市のさまざまなイベント、特に夏祭りとかいろんなイベントがあるわけですが、こういったものに対して多くの社員が駆り出され、またそれに伴うPR費用として協賛金とか広告代とか多くの費用負担を負担していただいてるわけです。 こうして、武生の町、暮らしを支えはぐくんできているのかなあというふうに思うわけでございますが、武生市に基盤を置く企業事業主、これに対して本当に私は武生市は、行政は大切に思ってるのかどうか、私ちょっと不安なところが多々感じられますので、十分市長としては武生やってるよと認識されておられるのかどうかお尋ねしたいと思います。 ○副議長(嵐等君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) お答えいたします。 我々としては、毎年定期的に、今言われたようなことが武生市の、特に財政上大きな寄与をいただいてるような企業については、このトップの方たちとお会いして、いろいろな御要望も聞き、我々の考えも聞いてもらっています。そして、その中で必要な、例えば我々が大企業にしてあげられることって余りないんです、実際は。工場用地とか従業員の福祉に関する用地のあっせんとか、そのほか外国人労働者に対する我々の福祉政策とか、そのようなもので限られていますけれども、要望があれば、我々素直に動いておりますし、十分大切にしているつもりでありますので、その御懸念はないと思います。 ○副議長(嵐等君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 市長の認識としては、十分大切にされ、御懸念はないというお話でございましたけども、実際武生の産業、大手に支えながら中小企業も非常に頑張っているわけでございますけども、一事業所当たりの従業員数は非常に少ない、そういった特徴があるわけでございますけども、やはり武生において産業の基本的な課題が何にあるのか、またその産業における、また企業においてそれぞれの企業の経営方針、また経営理念、これに関して行政として産業を支援する、育成する基本的な方針、政策、こういった方向性、こういったものをきちっとお持ちになってるのかどうか、この点どう思われますか、お尋ねしたいと思います。 ○副議長(嵐等君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) 産業に対する支援または政策の基本は、この第四次総合計画にきちんと表明してございます。ここで改めて述べるものでもなく、整然とここに記載されておりますのでごらんください。 ○副議長(嵐等君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 今、市長から第四次総合計画で定めているというふうなことでございます。確かに、第四次総合計画の中に、ここに第四次総合計画を持ってまいりましたが、この中に基本フレームとして、時代の潮流を的確に見きわめながら、先端産業や伝統産業などの既存産業のさらなる発展とともに、これまで産業を培ってきた市民の知恵と技術を結集され、新たな産業を積極的に創出し、展開するというふうに書いてあります。 でも、これをどのように具体的にやるのか、どこにも書いてないんです。具体的な方策、政策について、こういうふうに武生は方向性を定めているよといったところが、この第四次総合計画には、確かにその後の部分にも若干出てまいりますけども、具体的なものがない。方向性を示した資料は全くない。定めてない。この点、どういうふうに説明されますか。 ○副議長(嵐等君) 服部産業経済部長。 ◎産業経済部長(服部秀一君) 先ほども市長が答弁いたしましたように、第四次総合計画に基本的な方向性については示してございます。また、それにまつわる事業等についてもお示しをしてございます。ただ、今の経済界を取り巻く環境は非常に激しくございます。景気も回復にはあるというものの、非常にここ最近悪かったわけでございます。そういった中での取り組み、特にこれは国や県の施策によるところが大きいわけでございます。そういったことを活用しながら、私どもは経済の活性化に取り組む事業を進めてまいったつもりでございます。今後ともそういった方向でやっていきたいというふうに思っております。 ○副議長(嵐等君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 今、言われましたように、定めてあるといわれましたけど、どこにもこの第四次総合計画の中には、確かに基本フレームやら基本構想、基本政策、こういったものについては言葉として力強く発展する産業の基盤づくりをというふうに書いてあるだけなんですよ。 また、別のところにもこう書いてあります、確かに。豊かで安定した市民の暮らしを確保していくために、新しい時代に適応できる農林業、工業、商業などの産業基盤の整備を図るとともに、夢と誇りを持てる力強く自立した産業の基盤づくりを目指す、こう書いてあります、確かに。各分野における、確かに書いてありますけども、それにおける具体的な産業育成の基本的方向性、また活性化方策、どこにもないんですよ。ないものを言っても仕方がないんで、ぜひひとつ、ここら辺をどうお考えになっておられるのか。 私は、お答えは後ほどいただきたいと思うんですが、例えば今、それぞれの企業、それぞれの企業、それぞれ抱えておられますけども、例えば具体的に、例えば中小企業の振興奨励金としてこれまで8本、高度化事業として8本、また高齢化推進事業として、特に、もう少し説明しますと、商店街等の共同事業に対して44本、また工場の新設して12本で固定資産税の軽減とか、それから企業立地奨励金として7本、雇用促進奨励金として3本、こうずっと武生は確かに具体的な事業は展開されておりますけども、でも今第四次総合計画で定められているような産業の活性化のための方策やら方針やら施策については、何にも決まってないんですよ。これ、再度お尋ねしたいと思います。 ○副議長(嵐等君) 服部産業経済部長。 ◎産業経済部長(服部秀一君) ここに、先ほど質問されとる内容をお聞きしますと、ちょっと認識が違うように思いますので、私どもは基本計画の方をちょっとごらんになっていただきますと、大体の方向性っていいますか、主要事業も含めてお示しをしています。これを細部にっていうことになりますと、これはローリングシステムで具体的な事業名が出てまいりますけれども、そういった形で、ここで申し上げますと、既存工業の振興ではどういったことの事業があるか、特産工業についてはどういった事業をやるか、また新技術、新産業の創出支援についてはどういった事業を進めますよと、それから特徴的なっていいますか、時代の流れっていいますか、環境に配慮した産業の振興というようなことで、具体的に事業名まで示しておりますので、それの具体的なものについては、先ほど申し上げましたように時代が変わってまいりますので、それにあわせて国や県の補助事業を活用してやっていくというスタンスで臨んでおりますので。 ○副議長(嵐等君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 今、部長が言わせられたのは、確かに力強く発展する産業の基盤づくりっていうことで、農業の振興から8番目の地域活性化イメージアップまで確かに書いてございます。でも、その内容を見てもらうと、ただ言葉の羅列だけですよ。産業やら企業人やら事業家が求めているような具体的なものは何にもないですよ。言葉きれいに、どっかの作文をそのまま持ってきただけですよ。 私は、やはりここでお願いしたいのは、勤勉で優秀な労働力をどう確保するのか。安定した電力供給と安くて豊富な水。きょうも先ほど条例改正で水の問題がありましたけども、工水の問題、話題に上がらなかったですけども、あれ、50円で今予定されてるわけです。50円なんか、きょう全然使いませんよ、トン当たり。 だから、そういった意味において、安くて豊富な水、または情報通信基盤整備、冬場での安全で安心な安定した物流のルート確保。大雪降ったら、せっかく物ができても、目的地まで運べない。除雪体制が十分でないから。一昨年、ありましたでしょ。こういったとこのルートの確保とか、そういったさまざまな経済要素。人、物、金、情報、時間、そして一番大事な、今言う心、こういったものも含めた、やはり産業振興へのキーワードに対する具体的な方策、施策っちゅうものが武生市はお持ちになってないんですよ。 ぜひ、私は各企業、できるだけの人数しかおられないと思いますけども、商工会議所やら商工会やらいろんなさまざまな機関を活用していただいて、そして企業アンケート、または行政への要望、産業振興のための調査研究をしていただきたいなと思うんですが、いかがでしょうか。市長からお答えください。 ○副議長(嵐等君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) お答えいたします。 今言ったようなことを我々は日常的にやっているつもりですけども、それをまとまったものとしてつくれっていうお話だと思います。それが、余りに細部にこだわりますと、結局刃物の郷ビジョンみたいに、なかなか現実化が難しいものになりますので、余り細部にわたったものでなくて、基本的な方向性がまず大事だと思います。しかし、そのために、今言うたような調査などはもちろん我々もこれからも進めていくつもりであります。 ○副議長(嵐等君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) 調査研究、企業アンケートもまだしてませんので、武生にたくさん優秀な技術を持った、人材を持った企業が頑張っておりますので、ぜひともアンケート調査をされて、そして行政の要望、また産業振興のための調査研究を集大成されていただいてやっていただきたいなというふうに思います。早急にやっていただきたいというふうに思います。 それで、今現在武生は、幸いにして積極的な企業誘致が成功され、実績も現在残っているわけです。緩やかな回復の中で、それぞれの企業、大変近年はいい業績を再生しつつあるわけでございますけども、この状況において産業活性化のための方策、ビジョンづくりが、今言ったように明確になっておりません。また、企業を支援する投資家の、銀行系等、政府系の金融機関も含めて、また商工会議所、県立大学、福井大学、こういった大学、仁愛大学も含めて大学研究家、それから地域社会が企業を育てるといった協働する産業支援システムっちゅうのが、残念ながら武生はできておりません。ないですね、そういう制度が。 島根県とかほかの県、いろいろと成功した事例はたくさんあるんですね。小さい町単位で成功している、例えば起業家支援センターとか、また町工場が欲しいというところにおいては起業家するための支援、場所を提供するとか、さまざまな交流、市場ネットワークをやっている市町村があるわけです。やはり、ここで行政等が主体となって産・学・官の連携、また事業所等でのパートナーシップでの推進体制、こういったものを確立して、そしてそれぞれの役割分担、また当然根本的には企業の努力が、自主努力が自己責任でもって、それはもう最大であって根底になけりゃならないんですけども、それの持っている元気な企業に対してパートナーシップでの産業支援体制をパイプ役として果たすおつもりがあるのかどうかお尋ねしたいというふうに思います。 ○副議長(嵐等君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) 今言われたような、まことにたくさんの支援機構といいますか、産・学・官を含めて、これらは、幸いに福井県の場合は非常に県が熱心にそれに取り組んでおられます。我々は、これはやはり規模の大きい組織ほど進めやすいことでありますので、県のやり方とぴったりと連携して、同じことを進めていきたいと思います。 以上です。 ○副議長(嵐等君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) ひとつ県が産業支援センター、また県の情報サービス課を中心に、確かに今さまざまな企業支援を積極的に県はしかけております。その情報を県とのパイプある方、県との情報を密接にされてる方は、確かにあろうかと思います。でも、武生もその行政の一翼を担っている以上、県が持ってる情報をやはり武生市もできるだけ幅広く商工会議所、商工会、さまざまな出先機関等を通じて産業支援、ビジネス支援をやっぱり展開していただきたいなあというふうに考えておりますので、ぜひアンテナを高くしている企業に対して的確な情報を提供できるような体制づくりをしていただきたいなというふうに思います。 そういった意味において、鯖江市の事例、お隣の事例を挙げるのはちょっとどうかと思いますけども、県立大学の坂本教授を委員長として産業ビジョンを本年3月に、これですが、策定をされました。これ、お届け、1冊そちらへお届けしたので見ておられるかなと思いますけども、力強く成長するための方策書がこれにきちっと凝縮されております。 この産業ビジョンの方策等、武生はどういうふうにお考えになっとられるのかお尋ねしたいというふうに思います。 ○副議長(嵐等君) 服部産業経済部長。 ◎産業経済部長(服部秀一君) 私の方からお答えをさせていただきます。 先ほども申し上げましたが、第四次総合計画で御指摘の点、もう少し方向性も出せというふうな点でございましたので、次期の総合計画の中でより具体的に計画の中に盛り込めるよう努力をしてまいります。 ○副議長(嵐等君) 中西眞三君。 ◆(中西眞三君) ぜひひとつお願いしたい。そして、元気な工業都市、また情報が集約される武生の産業を従来の伝統産業も含めて全産業が振興できるような形で持っていただきたいなというふうに思います。そのためにも、今お示ししましたような総合的に考えたアクションプランニングと、そして武生の全産業の産業ビジョンづくり、プログラムを含めて一つの方向性を示していただいて、豊かな武生、心豊かな産業の町武生といったものをつくっていただきたいというふうに考えておりますので、今後とも市の方におかれましては全力を挙げて取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いしまして私の一般質問を終わらさせていただきます。どうもありがとうございました。 ○副議長(嵐等君) 以上で中西眞三君の質問を終了いたします。 暫時休憩いたします。 再開は、午後4時10分ごろといたします。        休憩 午後4時01分        再開 午後4時10分 ○議長(玉川喜一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を継続します。 次に、発言順位5番、安立里美君。 安立里美君。 ◆(安立里美君) 市民派ネットワーク、安立です。 通告書に従いまして一般質問をさせていただきます。 まず、職員の退職金制度についての質問をさせていただきます。 武生市におきましても、ほかの市と同じように20年以上勤続した職員が退職する際、ほとんど全員が1号級もしくは2号級昇給し、退職金を増額して受け取っているとお聞きしました。武生市は、何年ごろから何を基準に支給してきたのかをお聞かせください。 ○議長(玉川喜一郎君) 山岸総務部長。 ◎総務部長(山岸文男君) 退職時の昇級というか、昇級してのあれは、長期勤続者20年以上の職員に対しまして退職時にあげてきたと。職員の勤労の意欲向上ということを目的にやってきたということでございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) この制度は、条例第5条第3項及び規則第10条に基づいて支給されているとお聞きしました。条例については、職員の勤務成績が特に良好である場合においてはと明記されていますが、何を持って全職員が特に良好としているのか。市民感覚としてはとても理解に苦しむんです。市民の間では、理解できない慣習的な永年勤続報酬ではないかという声を聞きます。理事者としてのお考えを明確に示してください。 ○議長(玉川喜一郎君) 山岸総務部長。 ◎総務部長(山岸文男君) 長期に公務員として長期勤続をやったという20年以上それが勤めたということでの特別昇級ということで、これ人事院規則に準じて措置を行ってきた経過でございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 国が行ってきた、県が行ってきた、まさしくそうなんですけれども、この制度を知らない市民たくさんいます。現実に今、市の職員の退職金は、去年の9月の市の広報を見ますと、2,768万2,000円って平均が書いてありました。一般の市民の間での平均退職金は、1,100万円前後って言われてます。それくらいの差が今できてる。その中でも、さらにそのような特別手当みたいな形のものをつくるということ、それに従っているということに対して、やはり不自然だなっていうのを感じます。先般、新聞紙上で5月1日に国がその制度を廃止しました。6月1日からは県も廃止いたしました。それを受けて、武生市としての方針を聞かせてください。 ○議長(玉川喜一郎君) 山岸総務部長。 ◎総務部長(山岸文男君) 国及び県が改正をした、指定したということでございますので、それに準じて武生市の方も同様な方向で現在考えておりますけども、これは労働条件の変更ということでありますので、職員団体との協議もしまして対応していくというような段取りでございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) ちょっと興味がありましたんで計算してみたんですね。一応平均給料をもらっている方が2号級、ほとんど2号級上がるって聞きましたんで、2号級もし上がった場合、1号級の場合も計算いたしました。その場合には、退職時に1号級で約25万円、それで2号級で50万円弱っていうのが、多分皆さんの平均退職時の増額部分だと思うんです。これって、そんなすごい金額じゃないんですよ。これ、すごい金額じゃないんですけれども、ことしだったら12名なんですね。そうすると、2号級上がれば600万円。去年の退職人数でいきますと800万円。これを臨時職員の人数で割ってみたんです。武生、今結構場所によっては職員が足りなくててんてこ舞いしてる箇所が幾つかあります。本当にここにもうちょっと職員入れればいいんじゃないのかなと思うような部署があります。そこへもし臨時職員入れるとなると、今の制度を廃止することによって、1号級の場合でしたら3.8人、2号級の場合でしたら5.1人の臨時職員を1年間雇えるんですよ。 そういうことを考えると、やはり国の要するに労働条件とかいろいろ言ってますけれども、決して悪い労働条件ではないし、その勤務体制においても、ほかの一般の職業と比べて決して悪い条件ではないと思います。これも、何十年か前、これ始まったころの公務員の給料のことを考えますと、その対処としては仕方がなかった制度かなとは思いますけれども、今この時代になって、もう国も県もやめたんだから武生もやめようよという形をぜひとってっていただきたいんです。市長、どう思いますか。 ○議長(玉川喜一郎君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) 私もそう思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 山岸総務部長。 ◎総務部長(山岸文男君) ちょっと議員さんの先ほどの中で1号級でございますので、2号級の計算をいろいろされておりますけども、これは1号でございますので、ひとつその点だけは御理解いただきたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 安立里美君。
    ◆(安立里美君) 1号級でしたら、先ほど言った3.8人ほどですね。臨時職員が雇えます。ですから、そんなすごい金額ではありません。600万円から700万円。それで、去年でしたら800万円が……あっ、300万円ですか、300万円から400万円がそういう形になると思いますので、その辺ぜひ考えていっていただきたいと思いますので、要望といたします。 次に、事務事業評価についてお伺いいたします。 15年度の当初で、市長は所信において、厳しい財政状況の中、財政の健全化を堅持しつつ、市民生活全般にわたるさまざまな行政課題に対処していく必要があると述べられて、その一つに事務事業評価システムの導入を図るとしていました。そこで、350万円の予算をつけて、事務事業評価事業を実施したんですが、14年度の460の事業について評価表を記入したはずです。各担当課における自己評価は終えたと聞いておりますが、この評価事業の目的が何であったかをお聞きいたします。 ○議長(玉川喜一郎君) 小東企画部長。 ◎企画部長(小東勇士君) 議員のその事務評価の目的でございますけども、15年度から全庁を上げてその事業を取り組むということでその事業に取りかかっているとこでございますが、その内容でございますけども、その市民に行政の説明責任が透明性を確保して徹底するといったことと、それから効率的な行政は実現を進めるということが導入の大きい目的でございます。その行政評価のシステムを進めるに当たりましては、政策評価とか、それから事務事業評価とかというございますけども、その第1段階の一環といたしまして事務事業評価を取り組んだところでございます。その目的のために、行政評価の考え方を段階的に全職員に理解しようと、その職員の意識改革、またそういった政策形成に向けての向上を図っていきたいということで、昨年度取りかかったものでございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 今おっしゃってた目的のために事務事業評価を始めたとおっしゃってますけれども、これ、結構各担当の課に持ってって評価表を書き込むだけで、かなりの手間がかかったと思うんです、各担当の課は。その人件費を考えて行ったこの事業が、職員の労働時間も全部考えて行った事業でどのくらいの成果があったのか具体的に示していただきたいと思うんですけれど。 ○議長(玉川喜一郎君) 小東企画部長。 ◎企画部長(小東勇士君) この事業ということで、まずは理解するということがもう最優先でございますので、市長以下幹部職員並びに全職員の段階っていうんでしょうか、関係機関ごとに事務事業の基本的な研修を進めてまいりました。また、その所属長、課長等を中心にしながら、その伝達研修も進め、またその事務事業の評価手法と申しましょうか、進め方、そういったものを取り組んできたところでございまして、その結果でございますけれども、職員が自分の仕事をそのときに見直して気づく、これが生まれてきた大きい具体的な成果の一つかなと思っております。 ○議長(玉川喜一郎君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) ホームページ、でき上がりましたよね、先月末に。それで見せていただいたんですけれど、説明責任としては結構評価されていいんじゃないかなというのは感じます。けれども、今おっしゃってたように、公表するだけが目的じゃないということ。それと、今後の動きとして事務事業評価をどのように進めていくか、この辺について今後の方向性を示していただきたいんですけれど。 ○議長(玉川喜一郎君) 小東企画部長。 ◎企画部長(小東勇士君) 今ほど、15年度につきましては一番直近ということで14年度の決算があらわれました。それに基づきながら、どういったものの主要な事務をということで私の方で決めさせていただきまして、それがたまたま17ということになりましてせんだって公表することになったわけでございますが、今後その構築に向けて研修を進めた、その実績が、15年度の決算が間もなく出てまいりますので、その決算をとらえた評価、それを大きく発展、進めていけるということを思っているとこでございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) この事業って、13年度ぐらいからもう市長の答弁とか、それから部長の答弁の中で方向性というのが出されてるんですね。ということは、もう3年たってるわけですよ。3年たってて、今回ホームページに載せたのも、見せてもらいに行ったときに見せてくれなかったんですよ。それで、情報公開請求したら、2週間でホームページができたんですよ。ということは、今にずれ込まなくても去年の段階でホームページはできてきちっと公開されてなければいけないはずですし、14年度の事業の結果を15年度にきちんと評価したはずですから、16年度の予算づけのときには、もうそこできちっとした形で反映されてなければ、今の事業は成功したとは言えないと思うんですね。そういう状況の中で、今おっしゃってた答弁が、果たして本当にこのままずるずると3年間来たことが、このままきちっとした形で動き出すのかちょっと疑問があるんで、その辺本当にきちっと動き出すんでしょうか、ちょっと教えてください。 ○議長(玉川喜一郎君) 小東企画部長。 ◎企画部長(小東勇士君) この行政評価というものにつきましては、行政改革大綱の中でも一つの柱として明記してございます。そして、17年度に向けての構築ということでございますので、その順序を踏んできたことには違いございません。それで、13年度にその事務評価の骨子となるものの理解から入ってきたところでございますが、全庁職員のこの理解を深めるということが具体的になってまいりましたのが、おっしゃいますように14年度の後半から15年度に入っていったというとこでございまして、この15年度から次の発展、16年度といくわけでございますが、今その合併が進むわけでございますけども、その合併のお互いに長所を取り合わせるときに、15年度にまさしく1年間研修したことが、その事務評価のあらわれの研修がお互いの長所をつくり合うところの大きく原動力に結びついてるものと認識しているとこでございますし、今後15年、16年度にいきますにつきましても、この事務事業評価の事業を促進していきたいと、こう思っているところでございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) この発表は去年の10月にされるはずだったんですよね、たしか、公表するというような市長が答弁してますけども、それがやっと今公表された。それで、16年度の今回の評価事業に関しては、まだ評価表もでき上がってない。そういう状況の中で、17年度までにきちっとした行政評価まで持っていけるのか。細かい事務事業を評価した。それをさらに各部で行政として評価していく。それをさらに政策評価まで持ってく。そこまで持っていかなければ、今、このきちっとしたシステムにはならないと思うんです。このシステムをつくり上げていくために、今担当職員が1人でやってらっしゃる。これが、1人でできるのかなっていうちょっと不安もありますけれども、今の時点で内部評価でしか終わってないわけですね。外部評価は入れてない。この外部評価でしか終わってないこの事業を果たして外の評価も何にもなしにきちっとした形で動き出せるのかどうか。今後外部の評価、要するに専門家なり市民なり民間なりいろんな方を入れてシステム化していくという方向は考えているのかどうか、ちょっと聞かせてください。 ○議長(玉川喜一郎君) 小東企画部長。 ◎企画部長(小東勇士君) 昨年度の各所管課に事務事業評価の推進リーダー並びに推進員というのを所管課にお二人決めていただきながら、その所管課においてその事務の調査の個票、そのようなものを確認し、今後も展開するということで昨年度から発足してございます。先ほどその中心的なものと申しますけども、まさしく企画調整課がその事務を一部扱うわけでございますが、実践的にやりますのは各所管課においてその事業を取りかかると、またそういった推進リーダーと連携しながらその事業を進めるものでございまして、今回16年度も職員の研修を進めるに当たりまして、まさしく議員が御指摘のように、政策形成、政策の体系、そういったものまで反映しながら、本来の行政評価システムのその内容に確実に向けていこうということを、本年度もその研修を加えながら職員の意識向上に向けていきたいなと思っているところでございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 今、聞いたのは、職員の意識向上をするのに職員自身が評価してたんでは評価にならないんですよね。ですから、外部の評価、第三者評価を入れるのですかという質問をしたんですけれど、その方向についての考えはありますかという質問なんですけど。 ○議長(玉川喜一郎君) 小東企画部長。 ◎企画部長(小東勇士君) 今ほどの評価の方法でございますが、まさしく自己評価ということでございますが、まさしく私の方でも市の監査委員会がございまして、その監査委員会の方で行政の経営といったもののいろいろな監査もございますので、今当面はそういった仕組みを取り入れながら、今後におきましてそういう第三者的な外部評価が当然必要と認識する段階で、今後将来の研究ということで考えさせていただきたいと思っております。 ○議長(玉川喜一郎君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 要するに、満足いく自己評価はしてるっていうことですよね、今、460事業して。もし、ここで今、17の事業は行政側が指定してきた事業です。これをもし市民の中で、あの事業についての評価が知りたいよって言ったときに、情報公開請求したら当然出てきますよね。 ○議長(玉川喜一郎君) 小東企画部長。 ◎企画部長(小東勇士君) この事務事業評価の取り組みに当たりまして、当初の段階でその所管課における事業という、その事務の評価のとらえ方、単位でございますけども、その中からピックアップして主要な事務の取り上げ方を公表するということで15年度取りかかったものでございまして、今、先ほど議員御指摘のようなお話の内容につきまして、全部そこまでの評価するに至るには、公表するにはまだ至ってないというところでございます。 ○議長(玉川喜一郎君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) かなりの時間使って、人使って金使って、それで事務事業評価推進員を各課に置いて、それでやった事業ですよね。そうすると、できたものは公文書ですよね。公文書だっていうことは、やはり市民の中であの事業に対して見たいなって言ったときには出すのが当然だと思いますし、形成過程でどうしてもそこの部分は見せたくないよっていうときには開示を拒否すればいいんですから。そういう形でもうでき上がってる、460ですから、こんだけのたくさんの事業で、やはり市民として見たい事業だってあると思うんです。それを公開していただけるというのは、確認とっていいですよね。 ○議長(玉川喜一郎君) 小東企画部長。 ◎企画部長(小東勇士君) 今ほどこの2次評価までを基づきながら公表したものでございまして、あとにつきましては担当課長等の1次評価で終わっている分野もございますかもわかりませんので、そこら辺は各所属課におきまして住民に対してその情報公開が出てくるならば、その必要度あるかもわかりませんが、私たちの事務評価を進めるに当たりましては、今の段階では17というところを一番当初から取り組んだものでございまして、そのような住民の皆さんに答えられるような評価表になっているかにつきましては、ちょっと各所管課においての対応ということになるかと思いますが、うちの現課におきましては、指導の段階では17というところでございましたんです。 ○議長(玉川喜一郎君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 結構時間使って、金使って、見せられないような事業がたくさんあるんでしたら、えっという思いが今してます。この評価システムをこれからきちっとした形でつくり上げていくのに、今日本じゅうの自治体で結構でき上がってるところがあるんです。それらの、今から空回りしたような動きをしなくても、先進的な自治体の動きをどんどん取り入れればいいと思うんです。 例えば、逗子のバージョンアップ2002作戦っていう、3年間であそこは、一から初めて3年でシステムつくり上げましたよ。そのようなうまくいってる事業体のその事業をまねすればいいと思うんですね。先陣を行ってるわけじゃないんですから、2番手、3番手、4番手なんですから、幾らでもいい事例があったらまねすればいいと思いますので、この部分は要望で、ぜひ職員、優秀な職員たくさんいますので、その辺は参考にして、17年度いっぱいにはつくり上げることを要求したいと思います。 次に、職員研修について質問に移らさせていただきます。 先ほどから政策評価とか行政評価とか言ってまして、やはり自治体がきちっとした形で動いていくには評価が必要かなっていうのがありましたんでいろいろ出しましたけれど、けれど基本はやっぱり人だと思うんです。優秀な職員がいて、思いを持った職員がいて初めてきちっとした行政が動いていく。そのためには、人をつくる。システムづくりも大事ですけれども、それよりもやはり人づくりが大事かなって。その人づくりというのは、やはり職員自身が、だれかがつくるんではなくて、職員自身が自分で学んで、自分で気づいていく。そこで初めて人づくりっていうのはできていくと思うんですけれども、職員自身が学習することのために、武生市としてはどのような職員研修を行っているか。現在の職員研修の状況を聞かせてください。 ○議長(玉川喜一郎君) 山岸総務部長。 ◎総務部長(山岸文男君) 職員研修でございますけども、私どもとしては、人材育成の実施計画というのに基づきまして、自己啓発の推奨ということで、公務員として求められる人材の育成を目指して研修を実施しているということでございます。 どういった研修があるのかといいますと、公務員同士の、県の自治研修所への委託研修が多うございまして、そういったところで公務員としての資質の向上の研修をやっていると。それからあと、中央研修所、千葉県にございます、そこ、それから国土交通大学、それから経営感覚的に、例えば日本経営学会のNOMAの行政管理講座の派遣をしたり、それから各階層別の研修、それから通信研修と、こういったことで職員の資質向上を目指しております。 ○議長(玉川喜一郎君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 見せていただいたんですけれど、たくさんあります。それこそ、自治研修所負担金ってここに払って自治研修協会で、協議会ですか、ここで研修してるのもたくさんありますし。これ見せていただいて、はい、やってみたいなと思うのが余りないんですね。多分、職員の中でも行かされてるという思いで行ってる人が結構要るんじゃないかなと思うんです。それで、武生には結構優秀な職員たくさん要るんですよ。2年間、この職場っていうか、ここに入ってみて、ああ、結構優秀な人がたくさんいるんだなっていうのを実感しました。その方たちが、結構自費で学習してるんですね。県外に講演聞きに行ったり、いろんな研修会に自分で金出して自分で学んできてる。これって、経済的に余裕のある人は幾らでもできるんですけれど、やはりぎりぎりの生活でやってる職員もいる。そうすると、勉強したくてもできないっていうのが現実じゃないかなと思うんです。 それで、武生市では、今、この既成の研修会だけじゃなくて、職員の希望を取り入れた研修というのは実施しているのでしょうか、ちょっと聞かせてください。 ○議長(玉川喜一郎君) 山岸総務部長。 ◎総務部長(山岸文男君) 現在そういった研修所、中央研修所への選択研修とか、それから自治研修所のそういった専門的な講座なんちゅうのは、我々職員の中に募集いたしまして、そして意欲のある職員を派遣しているということでございまして、かなりそういった応募も多いという段階でございまして、今そういったことで、決してこのメニューの中に問題解決の発想力のパワーアップ研修とか政策形成研修とか、そういった時代に合った研修をやっておりますので、決して魅力のないものではございませんし、市町村もいろいろ県の研修所等へ要望を出しまして、こういった研修をお願いしますということは常に意見を言っておりましてやっておりますので、そういった点、御理解をいただきたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 今、私言いましたのは、一定既存のつくられた研修ではなくて、自分が学びたいことを先進地に行って自分の目で見て、それを自分の体に入れてくるっていう研修もあるんですね。そういう研修に対して、予算がきちっととれてるかっていうと、多分それは取れてないからみんな職員、自分でお金出して行けるとこまで行く。 先日も私たち行橋、九州の行橋、九州の、あそこへ福祉民生委員会で行ったときに、これって職員が行けばいいんじゃないんかっていうのがありましたんで、何人かの職員に行ってきたらって言いました。あそこの説明してくれた職員も、やはり町を変えるのは人ですよって、どんどん見にきてくださいっておっしゃったんですけど、職員、やはり自費で九州までは無理ですね。ちょっと遠いわねっていう話で行きたいけどっていうのは聞きました。ですから、やはりその辺も、行きたいところを行かせてあげるというような研修の仕方もこれから先必要じゃないかなと思いますので、それは今、要望として出させていただきます。また、何回か後の議会で聞かせていただきます。 今回、今言いましたように、4月に大牟田と行橋と因島市に福祉民生委員会で行っていました。去年は、宮城県の岩沼へ行ったんです。とても議員だけで聞いてたんではもったいないなと思うような内容でした。これが、職員が一緒についていって学習して帰ってくれば、武生の中にきっと残るんじゃないかなというのを感じたんです。 なぜかといいますと、常任委員会は議会事務局の職員だけがついてきますよね。担当の職員は、担当課の職員は1人もついていかない。どうせ行くんだったら、課の職員、専門の、その部のだれかが職員がついていったら、もっと違う形で武生に戻せるんじゃないかなと思ったんですけれども、そういう視察の動向というのは考えられないのでしょうか、ちょっとお聞かせください。 ○議長(玉川喜一郎君) 山岸総務部長。 ◎総務部長(山岸文男君) 常任委員会ではありませんけども、特別委員会の場合はそういった職員、担当課の職員がついていっております。常任委員会の場合は幅が広うございますので、そういったところもあるんかなと思いますけども、今後議会からの要請あれば、こちらの方としても研究をしていくということで御理解いただきたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 先月5月20日に諫早市が視察に議員団来たんですけど、そこには福祉部会と環境部会の職員が議会事務局の職員と一緒についてきてました。ですから、よその市でもそのようなことはやっていると思いますので、ぜひ検討していただきたいと思います。 それから、行政、要するに自治体の行政部分というのは、市民に対するサービスが基本になると思うんですね。サービス業なんですよ。一般の企業で言えば、自治体というのはサービス業かなっていうのを感じるんですけれど、この研修の表を見せてもらったときに1つだけ、接客指導養成講座っていうのありましたけれども、住民なり市民に対するサービスの勉強というか学習というのは、ほとんどしてないんじゃないかなというような対応が聞かれます。市民の中で、武生市の職員の窓口対応が余り評判はよろしくないというのが現実です。 これは、やはり研修の中できちっと取り上げていくべきじゃないかなと思うんですけれども、今言った研修に1日行って、果たして接客がうまくなるのかって言ったら、絶対そんな行って1日で変わるわけはないと思うんです。そこで、企業なり先進的な自治体なり団体に職員を派遣するということは無理でしょうか。ちょっとその辺聞かせてください。 ○議長(玉川喜一郎君) 山岸総務部長。 ◎総務部長(山岸文男君) 企業への研修っていうのは、全国的にも調べますと、確かにやってるとこもあるわけでありますけども、私どもとしては、今、福井県の方に2名派遣したり、それから中央研修所へ短期間の派遣ということでございます。 それで、サービス、初めもう我々の公務員のすべてがサービスだということでございまして、単に接客、お客さんの窓口でのこのサービスだけの感覚でとらえるような時代じゃありませんので。研修の中にも、いろいろもう自治研修やってる中にも、同じ10年前の研修項目とがらっと変わりまして、そういったサービスを入れた課程っていうのがございますので、そういったところで研修も変わってるということで御理解いただきたいと思います。 ○議長(玉川喜一郎君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) そうです、自治体は全部サービスなんですけれども、でも、市役所の玄関入ったときに笑顔が一つなかったらやっぱり市民は入りにくいですよ。そういう形の基本的な接客サービスの研修だってあってもいいと思いますので、その辺、市長、どう思いますか。 ○議長(玉川喜一郎君) 三木市長。 ◎市長(三木勅男君) 接客は、心があればいいとも思いますけども、技術的なこともたくさんあると思います、実際には。それで、やはり全員がってわけにはいきませんけども、そういう企業からむしろ来ていただいて、接客の基本を、接遇っていうんですか、そういう基本を学ぶ機会もあっていいと思います。 以上です。 ○議長(玉川喜一郎君) 安立里美君。 ◆(安立里美君) 今、市長がおっしゃったみたいに、やはり企業なり、全く違う分野の方たちが入ってくることで変わると思いますので、そういう研修なり、こちらからどこかへ行く研修なりをこれから取り組んでいただきたいと思いますので、要望させていただきます。 これで一般質問終わらせていただきます。 ○議長(玉川喜一郎君) 以上で安立里美君の質問を終了いたします。  ================ ○議長(玉川喜一郎君) 本日はこれをもって延会いたします。 次会はあす10日、午前10時から再開いたします。        延会 午後4時44分〔 参 照 〕            一 般 質 問 発 言 通 告 項 目 一 覧 表                     (平成16年第3回武生市議会定例会)順位通告者発 言 の 要 旨答弁を求める者1北 野 光 夫教科書について  ・ 採択手続改善について教育長2城 戸 茂 夫武生市中心部の宅地の荒廃化をどう止めるか市長 環境部長 企画部長 産業経済部長 建設部長3関   利英子1 介護予防対策の拡充を  ・ 軽度の要介護者及び要介護状態になるおそれのある方を対象に介護予防サービスを  ・ 介護予防サービス拠点を小・中学校区に  ・ トレーニング機器を整備し、効果のある介護予防リハビリプログラムによる取り組みを市長 福祉保健部長2 文化芸術の振興で心豊かなまちに  ・ 子どもたちに本物の芸術を  ・ 各種文化団体への支援育成を  ・ 文化施設・芸術活動の場の整備を教育長4中 西 眞 三1 武生市産業ビジョンについて  ① 武生市内の産業の現状・実態は  ② 産業を取り巻く環境やその変化状況は  ③ 行政の産業政策は  ④ 産業の課題・問題点と支援策は  ⑤ 産業ビジョン策定は市長2 刃物の郷づくりビジョンについて  ① ビジョンの進捗状況は  ② 今後の事業推進と展開は市長5安 立 里 美1 職員退職金制度に関して  ・ 退職時特別昇給の是非について市長2 行政評価に関して  ・ 事務事業評価システムについて  ・ 行政評価、政策評価について市長3 職員研修に関して  ・ 今後の職員研修のあり方に関して市長 総務部長6伊 藤 藤 夫新図書館の実施設計にあたって  ① 基本コンセプト(名称、情報化、ITなど)について  ② 建物のコンセプト(人へのやさしさ、地場産活用)について  ③ 必要なスペース(研修室、視聴覚、ビジネス支援)について  ④ その他(管理運営など)市長 教育長7玉 村 正 夫1 武生の「まちづくり」について  ・ 「まちづくり条例」の制定について  ・ 大型店出店・深夜営業の規制について  ・ 商店街の多面的機能について  ・ 中心市街地活性化基本計画について市長2 指定管理者制度について  ・ 「指定管理者制度」での問題点について市長3 長崎県での小学生殺人事件について  ・ 事件についての教育委員会の見解について  ・ 教育現場への「通知」について  ・ 学校、地域、家庭での対策について教育長8小 形 善 信1 行財政改革全般について  ① 事務事業評価  ② 行政経営刷新チーム  ③ 市民意識調査市長2 地域再生構想について  ① 構造改革特区募集  ② 地域再生構想募集市長9関   正 美介護保険について  ① 満足度・自己評価調査について  ② 全国的な傾向と武生市の実状について  ③ 介護保険法の改正の主眼について
     ④ 介護予防について  ⑤ 健康フロンティア戦略について  ⑥ 高齢者虐待について市長 福祉保健部長10前 田 修 治1 年金改悪などでの市民負担増に対する市の支援策について  ・ 年金改悪による保険料の引き上げや給付削減により市民の暮らしはさらなる打撃を受けるが、市長の見解はどうか。  ・ 国保税や、少ない年金から負担している介護保険料などの引き下げなど、市として市民負担軽減策を考えるべきではないか。市長 福祉保健部長2 今立町との合併の進め方について  ・ 住民アンケートの回答が47パーセントでは市民の意思を反映しているとは言えない。また設問も合併そのものに対する考えを求めるものではない。  ・ 協議会ではいまだに税や公共料金など住民の暮らしにかかわる問題が具体的に示されず、このまま8月に調印するのは無理があるのではないか。  ・ 合併した場合の財政や制度の違いなどを具体的に示して、住民投票による市民の意思を確認し、合意を得るべきではないか。市長 企画部長11川 崎 悟 司1 学校評議員制度について教育長2 学校評価制度について産業経済部長3 パイプラインの融雪(消雪)の利用について建設部長12増田 太左衛門1 JR北陸線の直流化について市長 企画部長2 農業の再生と循環産業の誘致について市長 産業経済部長...